都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

熱血先生

リーグ優勝を果たした日本ハムの吉井投手コーチが「監督と全然うまくいかなくて迷惑をかけた」と言って辞任しました。
日本ハムの監督といえば、温厚な人柄で知られる栗山英樹氏であり、こういう上司と部下がまともにぶつかるってのは、不思議な気がします。
ましてや、チームは優勝して、結果を出していますからね。

スポーツ各紙は、ハンカチ王子を特別扱いしただとか、中継ぎ投手を酷使したからだなどと騒いでおりますが、私はちょっと違う見方をしております。
原因は、日本シリーズ第五戦の世紀の大誤審、つまり、ジャイアンツ加藤捕手に対する多田野投手の危険球退場にあると。
このプレーは、テレビの再現ビデオで何回も取り上げられましたから、国民的に認知されたものと思いますが、栗山監督はこのジャッジについて、少し抗議はしたものの、試合後には「審判がそう見えたんなら仕方ない」と大人の対応でありました。
指揮官のこういう態度って、ベンチではどう見ていたんでしょう?
通常のケースでは、身体を張って、判定を覆そうとするハズです。
また、退場となった多田野投手が「ダマされるほうもダマされるほうだが、ダマすほうもダマすほう」と言ったように、怒りの矛先は加藤捕手にも向けられています。
こういう場合、投手コーチはぶつけ返せと指示をするハズ。
ところが、監督はこれを止めた、というのが私の推理です。
そんなスタイルを貫いて、正義は勝つみたいになればよかったんだけど、そのままズルズルいっちゃいましたからね。
最後は、売り言葉に買い言葉だったんじゃないかな。
彼の辞任を受けて、「こんなに悲しい日はない」と少女のようなコメントを返す栗山監督は、オトコの世界にはハッキリ珍しいタイプです。

この監督が、強行指名した大谷投手に会いに行くんだとか。
なんとなく奇跡が起きるような気がしているのは私だけでしょうか??