40年近く外食を続けていると、その上手い下手が分かるようになります。
「あーこんな店、入るんじゃなかった」と外してしまう確率を低くする極意をお教えしましょう。
第一条 その店の得意を見極めるべし
お寿司屋さんに入って、ラーメンを頼む人はいませんね。
専門店の場合、そういう間違いは起きませんが、難しいのは定食屋の場合です。
いろんなメニューが用意されていますから。
そんなとき、自分の食べたいものを頼むと失敗する可能性が広がります。
通常の飲食店は、何を食べても美味しいわけじゃありません。
第二条 お奨めメニューには素直に従うべし
お店によっては、『本日のオススメ』を張り出しているところがあります。
これは、その店がお客様に一番食べてもらいたい表れで、自信を持っていること間違いナシ。
ほかのお客様が滅多に頼まないようなものを選ぶと、食材が古かったりするのです。
第三条 家で食べられないようなものを選ぶべし
お店によって差があるものの、一般に食材の原価率は、30~40%と言われています。
つまり、定価が1,000円だとすると、その食材は300~400円程度にすぎない。
非常に高い買い物です。
だからこそ、家でも食べているようなメニューを頼むと後悔します。
第四条 冷凍モノに騙されるな
定食屋の場合、専門業者からいろんな冷凍食品を仕入れています。
それって実は、電子レンジで簡単に調理できるのです。
ファミリーレストランの厨房が、ほとんどアルバイトの学生にできるってことですよね。
美味しいものだってあるけれど、値段とのバランスがねぇ。
第五条 ドリンクバーに惑わされるな
食事の前に水気を取りすぎると、胃液が薄まって、消化が悪くなります。
漬物バイキングなんてのも最近の流行りですが、前菜代わりにガバガバ食べるのも考え物。
あくまでも、メインの料理を美味しく食べたいものです。
第六条 店員とはフレンドリーに接するべし
たいしたことない人ほど、お店で横柄な態度を取りますが、いいことなんてありません。
帰り際の「おいしかったよ」のひと言が、次のサービスに繋がることはよくあるのです。