会社の社員研修の企画で新しいことを提案するように指示されたので、新しくはないけれど、コストがかからず、進めやすいという理由で、「社内読書会」を始めることになりました。
驚いたことに、当社の場合は、管理職クラスでも読書習慣がない者が多く、活字中毒の私はひたすら驚くのですが、考えてみれば、その分ひきこもって運動しないわけで、まぁ、人生いろいろなのであります。
今回、課題図書として提示したのは、以下の六冊です。
・「指導者の条件」松下幸之助著 PHP研究所
・「嫌われる勇気 アドラーの教え」岸見一郎・古賀史健共著 ダイヤモンド社
・「自分のアタマで考えよう」ちきりん著 ダイヤモンド社
本を読む習慣がないとなると、いきなりのビジネス書は難解です。
この中では、水野敬也氏の著書が特に異色で、お笑いコントの台本を読んでいるような感じ。
書評を見ていても、賛否両論で、真面目な人にはウケが悪いように思いました。
まぁ、ファンがいれば、アンチがいるってことです。
水野氏の『雨の日も、晴れ男』(文春文庫)は、180ページの文庫本にもかかわらず、大体分速1ページである私が1時間で読み切ってしまった賛否両論作(?)です。
読後に、超ポジティブな気持ちになるか、あくどい露天商に捕まった気分になるかはあなた次第。
600円の水を売っていたとしても、アリかもと思えるような金銭感覚の方にオススメです。