都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

こえダメ?

東京で暮らしていたころの話ですが、広島勤務時代の部下だった女性が上京するので浅草の三社祭が見たいと親切な(?)私と雷門前で待ち合わせました。大変な人混みの中、遠目から頭の大きな私を探し当てた10歳ぐらい年下のその女性は、都会に出てきた不安感から開放されたのでしょう、人目をはばからず大きな声で手を振りながら叫びます。

   「かちょぉ~う!」

周囲にいたほとんどすべての人が、その女性を目で追い、視線の先にある私を確認します。そして、うすら笑い。

これって…


プライベートの場に会社での役割を持ち込むのは、マナー違反です。
さっきのが『社長』なら水商売の同伴コース、『課長』ってのは妙にリアルで上司と部下の関係性が強調されますね。


それともうひとつ。
田舎で暮らしていると、土地が広いので、男女を問わず声が大きめになります。
田んぼで声を掛け合う、あるいは、森の中で互いに呼び合うイメージ。

都会の人は、電車や飲食店など公共の場で、無意識のうちに音量の調整を行っています。それは、自分のルールを通しきれないことを知っているから。このあたり、使い分けが必要ですね。


雪質によってワックスを変えるというスキーの選手を見ながら、そんなことを考えました。