都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

へーこー(2014/6/29分再掲載)

「大体、あちらの方向から臭いました。とても傷付きました」
  「確かに私がやりました。カルビーのおさつクッキーだから、ちょっと甘めのです。でも、ニラのやつは知りません。他の人だと思います」

満員電車では日常茶飯の毒ガス問題。
時効だから告白すると、私はサラリーマン時代、二ヶ月に一度のペースで通算で百回以上はこいています。
いえ、特別におかしな体質だったわけじゃありません。
なぜ、そう言い切れるかというと、その数千倍は、被害者になっているからです。日常屁飯。
大勢いると、誰がやったか分かりませんからね。

「だけど、近くにいた人は分かるでしょう?」

ある程度は。
だから、そういうことはしそうもないって容姿が重要です。
キョロキョロしないこともポイントかも。

「うん?くせーな。誰か、ヘーこきやがった」

攻撃は最大の防御とばかり、こんなセリフで打開を図ろうとした猛者がおりましたが、こういう態度もまた微妙でありまして…。
犯人探しのため、視線が交錯するのもヘンだし、笑っても目立っちゃうし、そもそも犯人だし。
だから、次の駅に停車して、何となく空気が変わるのを待つのです。

多分、都議会はそんな感じなんだろうなぁ。
開いた肛門が塞がらないねぇ!?

 

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2014年6月18日の東京都議会本会議において、みんなの党塩村文夏(現参議院議員)が女性の妊娠・出産についての東京都の支援体制について質問を行っていた最中、男性の声で「自分が早く結婚したらいいじゃないか」「産めないのか」といったやじが飛び、議場ではこれに同調する声や笑いが起きました。誰が言ったかは、なかなか分かりませんでした。

おばあちゃん家(ち)

例年のお盆の時期、ランドセルメーカーはCMをバンバン流していました。

子供が孫を連れて帰省したチャンスを逃すまいと、カラフルでスタイリッシュなモデルをこれでもかと投げかける。

革製で丈夫なそれは、五万円前後の高級品なので、入学祝いに丁度よく、配偶者サイドの祖父母に負けまいとの見栄も働くようです。

コロナ禍での戦略は、どうなんでしょう?

高額な方が売れるだなんて、いい商売であります。

 

ジジババの闘いは、内戦もありまして、孫が遊びに来るときに「おじいちゃん家」って言うかどうかは大変気になります。

これはおそらく、お年玉を渡す担当者が有利です。犬が散歩に連れ出す人が最愛なのと同じ。そしてそれは、財布を管理するおばあちゃんであることが多い。孫は、特別に意識することなく「おばあちゃん家」寄りで発言するようになります。

気にするお爺さんは多いでしょうね。大黒柱のハズが、引退後は存在感が薄れますから。なので、購買意欲に火が付きます。季節外れのサンタクロース。企業はそこのところを狙う。多分ね?

 

あんたがたどこさ

二ヶ月くらい前の『水曜日のダウンタウン』で「声を操るプロ声優ならモノマネも上手いはず説」というのをやっておりました。

誰が考えるんでしょうか、なるほど地声を変えて、いろんなキャラクターを演じ分ける声優であれば、モノマネだって上手にできるだろうと言うのは当たってました。それぞれに本物のモノマネ芸人がついて、その声質に合った歌手を探し出し、演出を加えたのです。

結果は、プロの芸人をも上回る出来栄えで、本家を焦らすほどのパフォーマンス。

ただし、大ネタが二つ続くことはなく、量産できないという点で声優に余技の域を抜けることはできないということも付け加えておきましょう。

だけど、単発ならば、素人が専門職を凌駕するってのは驚異でありまして、モノマネ芸人がステージに立ち続けるためには声が似てるだけじゃダメだと再認識させられました。厳しいねぇ、お金儲け。

 

それとは別の番組ですが、私が衝撃を受けたモノマネ芸は、DA PUMPの『U.S.A』をカバーしたポセイドン・石川です。

彼は、この曲を山下達郎風にしっとり歌い上げます。しっかりじゃなくしっとり。

つまり、「もしも山下達郎がU.S.Aを歌ったら」的な企画モノ。これが実に面白い。

山下達郎本人が歌ってるのを聴いたことがないんだから、似てるとは言い切れないけど、多分そんな感じだろうなって思わせます。

声質よりもアレンジのモノマネ。新しいし、難しそう。清水ミチコがやってたかな?

いや、最近のモノマネ芸は、歌手よりも役者の方へシフトしていて、実際には言ってないけど言いそうだよねってのが流行ってきましたから、最先端と言えるかもしれません。

この人、ロッヂの中岡創一みたいな風貌なので、お笑い芸人だと思っていましたが、本職はジャズミュージシャン。

自身のサイトには星野源の『うちで踊ろう』やユーミンの楽曲カバーがアップされています。個人的には童謡『あんたがたどこさ』がツボです。

https://www.poseidon-records.com/movie

いや〜楽しい。一度是非、ご覧あれ!

威張るライバル

これは、すべてのアスリートが感じているのかもしれません。同じ時代に生まれた天才的な世界王者がいると、なかなか表舞台にすら出られないってことです。陸上や水泳のように代表が二人以上選ばれる競技はともかくも、柔道やレスリングみたいな階級制のスポーツは、世界で二番目の実力を備えているのに、オリンピックに出られないという悲劇が起こります。

男子柔道66キロ級の丸山城志郎選手がそうでした。女子柔道52キロ級の志々目愛選手もそう。

いずれも、世界ランキング一位まで上り詰めながら、阿部兄妹に行手を阻まれました。柔道は、国内で勝ち抜くことが難しいです。

女子レスリングの伊調馨選手は、五輪五連覇がかかっていたんですけどね。そんなの関係ないのが勝負の世界でありました。厳しいねぇ。

 

それに比べれば、団体スポーツなんかチャンスがいっぱいあると思うんだけど、本人にしてみればいろいろあるわけで…。

誰と競争しているのかが分からないっていうのが一番のストレスだと思います。

新卒の社員のみで構成されている企業の人はピンと来ないかもしれませんが、中途入社をどんどん採用して、その会社ではほとんど実績がないのに重用されていくような集団は、組織がグチャグチャになります。陽岱鋼がいて梶谷隆幸がいて中田翔がいる二軍だと、試合にすら出れません。

かくして、「野球なんかしてもつまんねぇぞ」と暴言を吐くようになります。

だけど、そういう球団ですからね。選んだあなたが悪い。

 

それにしても、こんなに大袈裟になるような話ですかねぇ?

「うちの子がこんなこと言われた」ってチクるなんて、ネットのクレーマーみたい。

不愉快なのはわかるけど、メディアを通して謝罪までする話なのかなぁ?

チームメートをぶん殴った方が、断然悪いと思うんだけど、なんだかバランスに欠けているのであります。

陸の王者

今日は学歴の話。

ひと昔前、自民党で総理大臣を目指すような人は、東京大学出身でした。吉田茂鳩山一郎岸信介佐藤栄作福田赳夫中曽根康弘宮澤喜一。ただの東大ではありません。こぞって東大法学部。エリート中のエリートです。

財務官僚に言いくるめられないように理論武装しています。

それは、党内にも睨みが効く。東大法学部ですから。

だけど、『ドラゴン桜』は漫画であって、実際にはそんなに簡単に行けるもんじゃありません。安倍さんは東大生の平沢勝栄を家庭教師につけたのに、附属のままでした。麻生さんは、東大なんて考えもしなかったようです。

世襲制の中で、二世や三世が勉学に勤しむなんていうのは、極めて稀なこと。

バカとブスこそ私立に行きます。

 

総裁候補の四人は、岸田文雄早稲田大学高市早苗神戸大学河野太郎ジョージタウン大学)野田聖子上智大学)です。

このうち、岸田・河野・野田が世襲議員河野太郎は慶大中退で、その前が慶應高校でした。

実は、この慶應高校が二世の吹き溜まり(?)でありまして、錚々たる顔が並びます。

石破茂(64)…石破派の領袖

石原伸晃(64)…石原派の領袖

福田達夫(54)…党風一新の会・代表世話人福田赳夫元首相の長男

岸信夫(62)…防衛大臣、安倍元首相の弟

竹下亘(74)…竹下登元総理の弟

武見敬三(69)…武見太郎元医師会会長の長男、麻生太郎元総理のはとこ

高村正大(50)…高村正彦元副総理の長男

中曽根康隆(39)…中曽根康弘元総理の孫

石原宏高(57)…石原慎太郎都知事の三男

他にもまだいるかもしれないけど、いずれも劣らぬサラブレッド。大学じゃなくて高校ってところがポイントです。小沢一郎橋本龍太郎小泉純一郎も違う。受験組は東大に行けなかったけど、彼らは行かなかったのです。臆するところがない。コンプレックスがありません。

 

コンピュータの時代は、知識の蓄積が重要ではなくなりました。

むしろ、情報に対する感度が問われます。

そこのところを埋めていくのが、環境と人間関係。

そういう意味で、受験勉強に振り回されない高校生活が大事なのかもしれません。

 

国破れて山河あり

不思議でならないのは、命懸けで抗議した赤木ファイルの問題です。

公文書の改竄は重罪であり、特捜も動いたものの、それは形だけで終わっていました。

『HERO』の久利生検事だったら有耶無耶にしないところ、石破さんがちっちゃい声で「説明責任を果たすべき」なんて言ってましたが、どうやら潰されてしまいそうです。

かくして、総裁選は石破茂を党幹部にしないための選挙となりました。

誰かと組むとも言わせない。

臭いものに蓋(菅総理のこと)をして、それでもうまくいかないと思ったら、菅高齢いや箝口令です。

あれだけの大所帯で、自由にものが言えてないってところが自民党のダメなところなんだけど、ほとんど誰も言い出さない。

ABE包囲網がそんなに怖いんですかねぇ?

石破氏は、立憲民主の党首になれば自己実現ができると思います。どんでん返し。

 

「破」という字には、破壊という意味があります。敗れると破るとは全然違います。自動詞と他動詞。

うーん、「山河」かぁ? 「河」ねぇ?

 

アノマリー

経済学の言葉に「サザエさん効果」というのがあります。

これは、大和総研が2005年に発表したもので、日曜日に放映されているアニメ『サザエさん』の視聴率が上がると株価が下がり、逆に視聴率が下がると株価が上がるという法則のことです。景気が良ければ、日曜日夕方に外出する機会が増え、この時間帯に放映される『サザエさん』を見なくなるということらしい。なるほどねぇ。

このように経験的に観測できるマーケットの規則性のことを「アノマリー」と言うんだそうです。よく知られているものとして、5・10日には道が混むとか、偶数月の15日過ぎはデパートや飲食店が繁盛するなどが挙げられます。

政治の世界のアノマリーは、長期政権が続いた後は短命内閣になるってことで、中曽根内閣や小泉内閣の後、毎年のように首相が交替したのは記憶に新しいところです。安倍政権後の菅総理も例外ではありませんでした。

その法則性から言うと、100代目の総理大臣も長くないんだと。どうでしょう?