二ヶ月くらい前の『水曜日のダウンタウン』で「声を操るプロ声優ならモノマネも上手いはず説」というのをやっておりました。
誰が考えるんでしょうか、なるほど地声を変えて、いろんなキャラクターを演じ分ける声優であれば、モノマネだって上手にできるだろうと言うのは当たってました。それぞれに本物のモノマネ芸人がついて、その声質に合った歌手を探し出し、演出を加えたのです。
結果は、プロの芸人をも上回る出来栄えで、本家を焦らすほどのパフォーマンス。
ただし、大ネタが二つ続くことはなく、量産できないという点で声優に余技の域を抜けることはできないということも付け加えておきましょう。
だけど、単発ならば、素人が専門職を凌駕するってのは驚異でありまして、モノマネ芸人がステージに立ち続けるためには声が似てるだけじゃダメだと再認識させられました。厳しいねぇ、お金儲け。
それとは別の番組ですが、私が衝撃を受けたモノマネ芸は、DA PUMPの『U.S.A』をカバーしたポセイドン・石川です。
彼は、この曲を山下達郎風にしっとり歌い上げます。しっかりじゃなくしっとり。
つまり、「もしも山下達郎がU.S.Aを歌ったら」的な企画モノ。これが実に面白い。
山下達郎本人が歌ってるのを聴いたことがないんだから、似てるとは言い切れないけど、多分そんな感じだろうなって思わせます。
声質よりもアレンジのモノマネ。新しいし、難しそう。清水ミチコがやってたかな?
いや、最近のモノマネ芸は、歌手よりも役者の方へシフトしていて、実際には言ってないけど言いそうだよねってのが流行ってきましたから、最先端と言えるかもしれません。
この人、ロッヂの中岡創一みたいな風貌なので、お笑い芸人だと思っていましたが、本職はジャズミュージシャン。
自身のサイトには星野源の『うちで踊ろう』やユーミンの楽曲カバーがアップされています。個人的には童謡『あんたがたどこさ』がツボです。
→https://www.poseidon-records.com/movie
いや〜楽しい。一度是非、ご覧あれ!