都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

のど自慢

カラオケの中には、得点機能が付いてるやつがあります。
その昔、営業をやっていたときに、「ワシの知ってる店に行こう」とお客様に連れられて二軒目に入った店がそれでした。
音楽の成績がずっと5で、音程の正確さに自信を持つ私は、接待する側。
明らかな中年太りで蓄膿気味かつダミ声の相手は、お客様。
そして、まさかの点数表示板。
なんでも拍手するアタマの悪そうなホステス。
完全アウェーの中、眩暈がして気を失いそうになりました。


先日、テレビで歌の上手いお笑い芸人が本格派の歌手に点数つきカラオケで挑むという番組をやっていました。
プロ野球の投手がタレント相手に投げるのに似て、負けたらメンツ丸つぶれです。
判定するのが機械というのが怖い。
機械の絶対評価たる判断基準が正しいのかどうか?
上手いのと点数が高いのとは、違うような??
案の定、何人かの芸人が、歌手よりも高いポイントを獲得しておりました。
そして、最後に出てきたプロが、つのだ☆ひろ
一青窈の『ハナミズキ』をこれでもかというぐらいにアレンジして、自分のスタイルを貫いたのです。
結果は、90点にも満たない点数的にはボロボロなものでした。
機械は、音程外しを許しませんからね。
だけど、聴いていて楽しかった。カッコ良かった。
なぜならば、楽譜に解釈が加わっていたからです。
歌うって、そういうこと。
誰が歌っても同じにならないから、プロなんだと思います。
点数が低くとも、歌の上手さが充分すぎるほど伝わりました。
こういうの、デジタルな人には、分かんないだろうなぁ!?
歌は“こころ”なのであります。