都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ことば

数ある友人の中でも、最も風変わりなTは、体重108キロの弁護士先生です。
彼の尋常でない言動は枚挙に暇がありませんが、結婚についても普通と違っていて、20代の最初のやつは、いわゆる成田離婚。あっという間になかったこととなりました。
相手の女性も弁護士だったので、話が早く片付いたようです。
そして、しばらくの間、ずっと独身だったので、まぁこういう人は、そのほうがいいのかもと思っていたら、46歳になって、再婚すると言い出しました。
お相手は、二周り下の女子大生だと。

  じょしだいせい??

かくして私は二度目の挙式にも列席いたしました(まだあるような気も??)。
新郎側のメンバーは、20年前とほとんど変わらないような。そりゃ、そうだ。
違っていたのは、主賓であって、挨拶したのが自民党石破茂氏。
これがまた、同級生だと言うから笑えます。
ほんと、珍しいねぇ、主賓が同級生!!

そんなTが、連休を利用して、上の娘二人とともに山口県へ旅行に来ました。
彼の妻は、同行しません。
何故って、ほかに3人の乳幼児がいるから。
つまり、遅くして再婚した彼は、残り少ない人生に焦ったのか、子作りに励み、6歳娘・5歳娘・3歳娘・1歳双子男と量産したのです。
珍しいねぇ、普通だったら孫がいる年齢なのに、家庭が保育園みたい。
いや、子供好きの彼は、子育ても充分に楽しんでいるようです。
反応が面白いんだって。
そりゃあもう、よく喋る子供たちでした。
迎えに行ったクルマの中では、でっかい声で訳の分からない歌まで歌いやがって、いえ、歌っておられました。
もうちょっと、落ち着こうね。

しかしまぁ、108キロのTが、大人と同じように何でも喰わせるもんだから、二人とも立派な体格でありました。
食べる子は育つのであります。
さらに、話している内容も知的レベルが高いような…。

Tは子供と話すときも、大人に対してと同じようにしています。
相手のレベルに合わせるんじゃなくて、こちらのレベルに引き上げていく感じ。
だから、子供はどんどんことばを消化していきます。
なので、持っていることばの数が、とっても多い。

  これだね、教育は。

同じ日本人でも、3,000ぐらいしか、語彙のない人がいます。
一方では、30万語の人も。
そうなると、まともな会話が成り立たなくなります。
政治・経済・スポーツ・趣味・歴史・科学・生物…いろんなことに関心がなければ、3千語でも生きていけるけど、それじゃねぇ?

ことばが増えると、世界が拡がるのであります。