都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

ボキャブラ

今月初めから、会社が指定管理者となっている公園に、16歳の少年が勤務するようになりました。
家庭の事情で、高校へは進学せず、転職を繰り返して三度目の会社勤務となる彼は、いくら人手不足だとはいえ、通常ならば書類で落としてしまうような話でしたが、運命のいたずらなんでしょうか?いろんな偶然が重なって、競争率5倍の難関をくぐり抜け、入社が決まったのです。
中卒だし、一年で二回も転職してるし、免許証を持っていないし、何より家庭環境が厳しい(両親が離婚して、それぞれが再婚し、子供が合計9人)けど、採用。
これは、「本人にはほとんど責任がないよね」の一人の判断に端を発し、「経歴が立派でも高齢であれば健康ハンデがある」などの意見も混ざり、社内に新しい風が起こったのであります。
いや、そんな人、ほかにはいませんし、そういう考え方も今までになかったので、とても斬新でした。
私は、彼の教育係を買って出て、まずは三時間の授業を。

そこで驚いたのは、読めない漢字がいっぱいあるってことでした。
大体、3行に二つはある。
読めない字は、意味も分からないってことで、そうなると長い文章を読むのがキツくなります。
ここで、ハタと気が付きました。

そうか、同じ日本人ではあるが、ことばが通じていないことがあるんだ、と。

勉強ができないっていうのは、そういうことですね。
つまり、文章の読解力がないので、根気も生まれない。
すぐに、諦めてしまう、です。

これは、想像ですが、誰かが誰かとしゃべっていて、ところどころ分からないことがあるんだけど、それが普通のことだから、疑問に思わないっていう思考パターンがあるのでは?
そうすると、みんなに伍して、荒波を乗り越えていくのに、かなりの無理があると、そう思いました。
「それじゃ、あなたは本を読みなさい」って言うのが普通のアドバイスだろうけど、ことばが足りてないんだから、その修業はキツいと感じます。

まずは、言葉を増やしていく方針のもと、漢字検定5級(小学校卒業レベル)から、取り組ませることにしました。
私も2級にチャレンジしようと目標を掲げました。どうなることやら。