都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

コント「白バイ隊」

上司「去年から白バイはBMW社の電動タイプに切り替わったけど、私はどうも国産でなければとこだわってしまう。そこで、諸君に相談だが、何か良い知恵はないか?」

部下A「それって、排気ガスの問題ですよね。選手にマスクをさせては如何でしょうか?」

上司「確かにコロナだからな。一石二鳥じゃないか」

部下B「いや、それじゃ、陸連が納得しないでしょう。記録が出なくなってしまう。顔も分からないから、家族からの評判も悪いだろうし」

部下C「うん、地元じゃビデオレターみたいに思ってますからね、箱根駅伝のこと」

上司「神奈川県警としては、なんでも警視庁の指示どおりにすることはないと考えている。多摩川を越えてしまえば、こっちのもんだから」

部下D「パトカーでいいんじゃないですか?本官はイヤなんですよ。痒くても掻いちゃいけないってルール。雪が降ったら、どうせバイクじゃないんでしょう?電気自動車なら国産がいろいろあるし」

上司「だけど、レースを妨害する輩が出てきたら、白バイの方が対応しやすいんだ」

部下E「私は、低速でチョロチョロ走るのが苦手でして…暴走族上がりなもので」

部下D「ですよねぇ、白バイはゆっくり走るのには向いてない」

部下A「だったら、自転車はどうでしょう?エコだし。スピードも結構出ますよ。電動アシストってのもある」

上司「それなら、県警の独自性もアピールできるな。小泉進次郎が喜びそう。地元だし」

部下B「その場合、制服も変えなきゃいけませんね。あの青いヤツだと見た目がヘン」

上司「いやぁ、予算がないんだ。今年は、自粛自粛で反則金が集まらなかったからなぁ」

部下A「自転車連盟にやってもらう方法がありますよ」

部下B「それだと万が一の暴漢対策がねぇ」

部下C「私の家族は、毎年楽しみにしてるんですよ。お父さん、カッコいいって」

部下F「警察官の中には、箱根駅伝の白バイに憧れて応募した者も多いと聞いています。それに、駅伝やマラソンがないと、休日出勤手当がなくなってしまう」

上司「う〜ん??」

 

なーんてこと、あるわけありませんよねぇ?

もうしばらく信じよう

大将こと萩本欽一氏は、人間の持っている運の量は限られているので、ギャンブルは負けた方がいいと、銭湯で熱いお湯を我慢する老人みたいなことを言っておりました。博打で使っちゃうと、仕事がツカなくなるんだと。

美輪明宏先生も人生は「正負の法則」だと言って、これは塞翁が馬みたいな話。

人生の達人は、その経験からそれぞれに「禍福は糾える縄の如し」と学んでいるのであります。

 

昨夜は、お正月恒例の『芸能人格付けチェック』に新庄剛志ビッグボスが稲葉篤GMとペアで出演しておりました。

彼が挑戦したのは、「100万円の高級ワインを当てる」と「プロのアルゼンチンタンゴダンサーを見抜く」と「高級牛肉を当てる」の三部門。

ことごとく外しまくり、最後の問題ではカエルを牛肉だと言い張って、映し続ける価値なしと画面から消されていました。

これは、吉兆と見做しましょう。

つまり、大風呂敷を広げて、運を使い切ってしまうのではなく、ちゃんとやっていないと結果が出ないとの戒めを身をもって示したということ。

興行的には、成功したと言えますしねぇ。

 

その昔、智将野村克也監督が阪神タイガース時代、外野手の新庄剛志に投手の練習をさせました。

軽く投げても140キロを超える肩の強さに期待したのもありますが、むしろ投手を経験させることで打撃に役立ててほしいという気持ちがあったといいます。なるほど。一つの方向からだけ見るのではなく、いろんな経験の中から掴み取っていくものがあるんだと。

メジャーに行って、マイナー(二軍)に落とされるもよし、球界から離れてバリ島で暮らすのもよし。単なる野球バカではなく、幅広い視野でものを見るのが人間の大きさであり、リーダーとしての資質なのであります。

根底にあるのはポジティブシンキングで、他人の悪口を言わない。マイナスのエネルギーは、マイナスを引き寄せますからね。

そういうこと諸々が、分かっているのが新庄剛志

今どきの若い子たちとは、相性が良さそうです。優勝は目指してないけど、台風の目になることをとっても期待しております。

 

ももいろ歌合戦

白ワインというのは不思議な呼称で赤ワインとの対義として付けられた名前ですが、白ではないですよね。

金魚が金色でないのと同じで、なんか抵抗があります。

だから、頼みません、白ワイン。白かったらヤダし。

紅白歌合戦というのも不思議でして、男性軍は何故、白組なのでしょうか?

どちらかといえば、女性の方が白っぽく、男性は黒じゃないかと思うんだけど、どうでしょう?

 

さて、大晦日の恒例行事となっているのがBS日テレニッポン放送が紅白の裏番組として放映する『ももいろ歌合戦』です。

テレビ東京が遠慮がちに『年忘れにっぽんの歌』をやっているのに対し、ももいろはモロにぶつけています。

で、誰が出ているかというと、ももいろクローバーZ五木ひろし泉谷しげる氣志團華原朋美ウマ娘松崎しげる大友康平、それにレコ大受賞のDa-iCEさだまさしは、紅白との掛け持ちだけど、こっちが先に決まっていて、なんか制作サイドのB面の根性を感じさせますね。

紅白に先んじて、男とか女の垣根を取っ払っているのも、ルール無用のタイガーマスクっぽさが出ています。

森口博子と松本明子が五年連続フル出場で、それはそれでいいんだなぁ。とてつもなくギャラが安そう。ファーストサマーウイカも唄います。

歌手の中には紅白には出ないけど、ももいろだったら出るってのもあって、近い将来、立場が逆転するかも?

日テレも地上波でやればいいのにねぇ?

味いちもんめ

ビートたけしの青春時代を描いた映画『浅草キッド』が話題になっています。

今はそれほどでもないのかもしれないけど、芸人の世界は師匠と弟子のような階級制度が存在し、入門してしばらくは下積みの時代が続きます。

それこそ、食べるものも我慢しながらの耐乏生活。

何より不安なのは、仕事がないことです。

時代なんでしょうね、そういうのが大事だと言われた世代。

 

お笑い以上に下積みが必要だとされたのは、和食職人の世界です。

ヒルと言われる追い回しから始まって、焼方、脇板、向板、脇鍋、煮方、立板、花板と序列があって、なかなかトップには立てません。

そうした修行のプロセスが面白いと連載されたのが『味いちもんめ』(あべ善太作・倉田よしみ画)でありまして、初めはヤンチャだった主人公が次第に経営者に近づいていくさまを描いています。いや、ある意味、成長過程が分かりやすい島耕作と並ぶ出世魚ストーリー。芸人と違って段階があるほうが分かりやすかったりします。修行を積んで店を持つ。こういうの、グッと来ますよねぇ。

上に進んでいくにしたがって、清濁合わせ飲むというのは、大事なことなのであります。

99、9%

最近気になっているのは、保険会社のCMで漫才コンビの片割れが、がんで手術したけど20代のころから入っていた保険のおかげで助かったとドキュメンタリータッチで言ってるやつです。

病気が治ったのは、とてもいいことなんだけど、売れる前でお金に苦労しているであろうお笑い芸人が、がん保険に入っているという構図はまるでイメージできません。他に払わなきゃいけないものが、たくさんあるからです。可能性はゼロに近い。

もし、これが事実でなかった場合、何も問題がないのか、今の時代、そういうのが許されるのか、ちょっと思ってしまいました。

 

さて、今日の番組表を見ると、TBSでは丸一日、松本潤主演の『99、9%』をやるんだと。

この局は、24時間テレビみたいなのはやらないけれど、お笑いの日だとか報道の日だとか投げっ放しの企画がお好きなようで、編成部門の力が強いことを窺わせます。松本潤が嫌いな人は、99、9%見ないんでしょうね。

チャンネルは回すものではなくなったので、番組表が視聴率を決めています。逆に言えば、松本ファンを確実にキャッチできる。

大当たりがなければ、大外れもないっていうのが社風なのでありましょう。

あんまり、楽しくはなさそうです、どうでもいいけど。

一浪物語

自信がなかったので書かなかったけれど、実は昨年に続き『日本語教育能力検定試験』の二回目チャレンジを行なっていました。

この試験は、年に一度10月末に行われ、合否の発表がクリスマスの日なので、ダメだとなるとまた暗い気持ちで新年を迎えることになります。

若い人とは違って、穴の開いたバケツに水を汲むような感じ。記憶する力が忘れていく力に勝つためにはどうすればいいのか、知っている人がいたら教えてほしいと心底思います。

で、今年もそれなりに頑張ったものの、220問プラス400字の記述問題を240分で答えるタイムショックみたいな煽られ方が、高齢者にはしんどいテストでありまして、手応えは悪く、試験後は変な夢ばかり見て憂鬱な時間を過ごしていました。

それが今日、合格通知が届いたのです。

何かの間違いのような気もするけど、貰っちゃえばこっちのもの。いやぁー、長い闘いでした。

岸田総理が二浪して早稲田に入学したことを揶揄するような記事がありましたが、その時間にいろんなことを考えられたことが想像でき、聞く耳を持つに至ったんだなぁと改めて思ったりもします。

小室さんも頑張って欲しい。

今さらですが、我が身をつねって人の痛さを知るのであります。