都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

阿炎共感

今まで一番面白かった漫画は何かと問われれば、迷うことなくちばてつや氏の『のたり松太郎』を選びます。

『ちかいの魔球』に始まって『紫電改のタカ』『ハリスの旋風』『おれは鉄兵』と少年漫画の先頭を走ってきたちば氏ですが、中でも相撲漫画の草分けとなる『のたり松太郎』は出色の出来栄えで、キャラクターが実在するのではないかと思わせるほど、見事に描き分けておりました。

破天荒すぎる主人公は、流石にそんなデタラメな奴はおらんだろうと思わせるものの、それ以外の登場人物が普通に常識を持ち合わせており、物語のリアリティーを演出してくれます。

類稀な資質を持つ怪力松太郎は、相撲に興味がないものの、恋焦がれる女教師に惹かれて転居先が近いという理由だけで、相撲部屋へ入門。その後、兄弟子たちのかわいがりをものともせず、掟破りのやりたい放題で破門まで経験します。その後、アットホームな小部屋へ移り、うるさく言われないのをいいことにやりたい放題です。20歳前なんて、お構いなしでの酒タバコ、ピンサロ通いも描かれるし、ギャンブルなんかも半端なく、サラ金へ多額の借金までする始末。暴力団からお小遣いも貰っていました。土俵上でも、遠慮なく暴れまくっていて、私語は当たり前。

いやぁ、笑わせてもらいました。

 

先場所は、式秀部屋の集団脱走だとか田子の浦親方の場所中の深酒が問題視されましたが、何と言っても阿炎関のキャバクラ通いによる三場所謹慎は驚きです。

コロナのストレスは尋常でなく、いつもと同じ顔(しかも太った男だらけ)が相撲部屋に閉じこもって、変わりばえのない食事を繰り返す地獄は理解できるので、おおごとになる前に何とかできなかったものなのか?照ノ富士みたいな話は例外中の例外で、三場所も休めとは、死刑宣告に等しいです。ごっつあんの世界はルールが違うから面白いわけで。ガッツポーズもVサインも松太郎は、しょっちゅうやってました。

 

虚偽の書類を揃え、職員を自殺に追い込む方がよっぽど悪いと思うんだけど、どうでしょう?