舞台の脚本を手がける劇作家は、現場に近いこともあって、端役にも見せ場を作るように本を書きます。
なので、○○だけど○○というような役柄の設定が多く、また、客席からの反応が役者にビンビン伝わるように、笑いのシーンを埋め込んでいくのが特徴的です。
つかこうへいや井上ひさし、最近では三谷幸喜の作品が、ファンの心をグイっと惹きつけています。
『大空港2013』は、演者の芝居の巧さが存分に発揮された名作でありました。→https://www.youtube.com/watch?v=d4gHoSD4Izs
主演は、先日亡くなられた竹内結子さん。
ニコニコしながらイライラを表現するのは、好きな男性には見せたくない素顔ですが、それを全く飾ることなく、真っ直ぐに表現していました。
三谷氏は、将来の大竹しのぶと評価しておりましたが、笑いをこなせる演技派の美人女優は、貴重な存在であったと思います。
享年40歳。合掌。