「いきなくろべえ みこしのまーつに あだなすがたのあらいがみ♪~」
子供のころ、こんな歌が流行ってました。
いわゆるお座敷ソング。
「死んだハズだよ、お富さん」って言うのが明るいメロディラインに載っていて、違和感を覚えながらも何となく口ずさんでいたものです。
意味なんて、全く分からない。
「粋」「黒塀」「見越し」「婀娜」なんて言葉、持ってませんからね。
だけど、これが日本語だってのは分かる。ちょっと背伸びして、大人の世界をのぞき見していました。
同じ日本人同士でも、人によって持っている言葉(語彙)の数がかなり違います。千ぐらいしか持っていない人がいれば、十万語以上を巧みに使い分ける人も。これに、外国語が混じって、賢いかそうでないかの違いがハッキリしてしまう訳です。
そもそも言葉の意味が分からない上に…
考えるっていうのは、言葉をつなぎ合わせることだから、言葉を持っていないと考えがまとまらなくなるんです。
だから、ちょっと足りないと言われてる人は、あーとかうーとか言葉に詰まることが多い。
多分、そういうことです。
流暢に英語が話せなくても、一人でアメリカへ行けるんだけど、謎はたくさん残ります。
勉強しないであまりに言葉を持ってないと、日本語の会話があんな感じになるのでしょう。
うーん、それじゃ危なくって、いろんなことに積極的になれません。
だから、勉強が嫌いでも本はたくさん読んで、言葉の数を増やしておいた方がいい。ホント、そう思います。
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「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」
なんてCMがバンバン流れています。子供は意味が分かるんだろうか? 大人もわかりません。そんな言葉使ったことないし、これからも使わないだろうし。
こういうのも時代ですね。小説を読まない分をアニメがカバーしていきます。