都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

カスハラ

秋田県のバス会社が地方誌に「その苦情、行き過ぎじゃありませんか?」という意見広告を出して話題になっています。

なんでもかんでも言いたい放題とばかりに罵声を浴びせてくる中高年の男性は多いそうで、言葉の暴力を受けるのは、交通系の仕事に集中します。そういうのを「交通カスハラ」と言うらしいです。

カスハラとは、カスタマーハラスメントの略。交通機関は、公共性が高いので、役所と同じような位置付けなんでしょうか、利用者は使ってやってるの気持ちがあるような。

最近は、企業内でのパワハラが取り沙汰されるようになって、組織内での監視の目が厳しくなり、そういうのが八つ当たり的に波及して、絶対に逆らわないであろう立場の人を見つけて痛ぶっているようなところがあるかもしれません。

そういえば、モンスターペアレントの台頭が子供たちにも影響を与え、「教育委員会に言いつけるぞ」などと言い出す小中学生なんてのもいましたが、それの延長だとも言えそうです。つまり、自分たちは教育というサービスを受けるお客様であり、お客様は神様であるから、サービス提供者である教師は、子供や保護者の無理難題にも誠意をもって応えるべきであるという風潮がはびこってしまっていうこと。

 

「お客様は神様です」の発信元である三波春夫は「歌うときには神前で祈るときのような澄み切った心にならねば完璧な芸は見せられない。だからお客様を神様とみて、歌を唄う」という意味で言ったとされ、神様だから大事にしろってことではありませんでした。

レッツゴー三匹が、曲解させたんだと思います。いけませんね。

顧客と事業者の立場はイーブンだということ。教育の現場でも徹底させてほしいものであります。