都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

拍と音節(2020/10/8分再掲載)

毎週木曜日は『プレバト』の日で、梅沢富美男がどうなるかを楽しみにしています。

俳句以外のコーナーは、番狂わせが少ないため、美術館巡りをしているようで、バラエティとしてイマイチな感じ。

写実的なセンスというのは、それが欠落している側からすると、ウマいなぁ、スゴいなぁで終わってしまう。結局は、写真に敵わないんだよなぁという諦めも。これが抽象画だったら、またちょっと違うような気がするんだけど。

俳句が盛り上がるのは、誰もが使える日本語を通じてのものだからと思います。

そしてそれは、百点を超える存在もありだと。

特待生があって、名人があって、その上に師範がいる。普通だったら、名人が大勢いるなんておかしいんだけど、さらにそれを格付けて十段まで区切りました。実にウマいこと考えられています。

 

さて、俳句の十七文字は、言葉をモーラ(拍)という単位で捕まえています。

モーラの考え方では、撥音(ん)長音(ー)促音(っ)を一拍と認めており、母音をひとくくりで考える音節(シラブル)とは、大きく違っています。

例えば、チョコレートは5拍4音節、パイナップルは6拍5音節、ケンタッキーは6拍3音節です。

この拍の捉え方が外国人日本語学習者には難しいらしく、「私これ、もています」とか「それ、とてください」なんてなります。

新幹線が言いにくかったり、長音の多いカタカナ語が苦手なのは普通のことです。

どうやら、彼らには聞こえない音があるらしい。

それは、日本人が英語でRとLの区別がつかなかったり、thの発音ができなかったりするのと同じです。面白いですね。