都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

爆弾

佐藤二朗という役者は、大変失礼ながら三波伸介以来の泥棒顔で、ホームレス役を苦もなくこなします。 理由は、圧倒的な歯並びの悪さで、お金持ちにこういう顔相の人は皆無であると気付かされました。 明石家さんまの運転手であったジミーちゃんの顔に似てい…

沈黙の艦隊

漫画からの実写版で作られたドラマや映画は、へなちょこなものが多いです。 『サザエさん』とか『進撃の巨人』とか『ゴルゴ13』とか。直近では『仮面の忍者・赤影』があります。 とにかく主人公が偉大すぎて、とても人間では追いつけない。それと、予算の問…

国士無双

普段はキリがないから無関心を装っていたMLB野球中継ですが、今日は引き寄せられるように観てしまいました。 延長18回、決着がつくまでは続ける野球は、西部劇の決闘を思わせるような潔さで、引き分けを良しとしないアメリカンスタイルが日本人のメンタリテ…

山仕舞い

富士山が冠雪し、最低気温が氷点下に届こうとし始めたので、今季の山中湖生活は終了です。 本日、山小屋の最終片付けに行って来ました。 布団たちをコインランドリーに持ち込み、清潔な状態にした上での梱包です。そのまま押し入れに片付けると、よく分から…

ヤジ界隈の人々

その昔、市民球場のカープファンは軽蔑されておりました。 相手チームに対するヤジの下品さが度を越していたし、負け試合の鬱憤を晴らすように自チームを口汚くののしる。 これはヤジじゃないけど、全国ネットで放映されたクモ男なんて事件も思い出されます…

言葉狩り、進む

職場で後輩女性を「ちゃん付け」で呼ぶのはセクハラであると22万円の慰謝料支払いの判決が下りました。 よくよく聞いてみれば、その◯◯ちゃんに被せて、「かわいい」だとか「スタイルがいい」などと言っていたことでうつ病に追い込んだからのようで、そんなに…

舌禍

野次馬とは、自分には無関係なことに関して興味本位で騒ぎ立てたり、人に便乗して面白半分で口を出したりする人のことです。 語源については諸説あるものの、集団で行動する馬の中で、老いた馬(親父馬)は体力や権力がなくなり、人間にとって利用価値が低い…

くじ引きの世界

今までに一度もそんなことが起きたことはないんだけど、内閣総理大臣指名選挙では、上位2名による決選投票でも獲得数が同数の場合は、くじ引きで決めるんだそうです。その方法は、黒玉と白玉を銀紙に包んで抽選箱から入れ引いてもらい、黒玉を引いたものがそ…

極彩の岬

昭和30年代の歌謡曲に『喜びも悲しみも幾年月』という悲しい曲調の歌がありました。 「おいらみーさきのーとうだいもーりーはー♬〜」 カラオケがなく、歌詞カードもなかったので、何を言ってるのかさっぱりだったけど、どうやら灯台が関係してるということは…

消滅社会

『あの本、読みました?』の番組で紹介されていたので購入したのが『消滅社会』(村田沙耶香著・河出文庫)です。 これは苦手なSFホラーのジャンルなので、想像力が追いついていかず、辛口となってしまいました。 物語は、世界大戦をきっかけとして、人工…

さえないかたち⑥

結局、自民党は維新の会に抱きついて延命を図りました。 交換条件が議員定数の一割削減だと。 比例代表に目をつけたそれは、公明党は絶対に承服できないし、共産党も激オコです。自民党内の多くの議員だって、公明票が失われるのに続き、小選挙区比例復活が…

コーチ

先週金曜日からテレビ東京のドラマ『コーチ』が始まりました。 コンプライアンスだとか働き方改革で、いろんな板挟みに悩む警察組織を描いているのが斬新です。 四十代の中間管理職は、新しい時代に即応したマネジメントスタイルのお手本がないため、手探り…

語彙力は教養である(2023/10/9分再掲載)

中学で古文を教わったナカイ先生は、我々に徹底して暗唱を課していました。 そのせいで、未だにいろんな文章がスラスラ出てきます。 「仁和寺にある法師、年寄るまで岩清水を拝まざりければ、心うく覚えて…」(徒然草) 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き…

コルサコフ症候群

NHKのドキュメンタリーシリーズに未解決事件の特集があって、その中で「帝銀事件」が取り上げられていました。 まぁ、どう考えても犯人とされた平沢貞通氏が冤罪であったことは間違いなく、怖い話だと驚いています。 事件の影にあったのが、旧陸軍の731部隊…

ミス・キング

不幸な演技をさせたら右に出る者がいないのが満島ひかりだけど、その次だったらのん(能年玲奈)だと思います。 朝ドラの『あまちゃん』で光を浴びた彼女は、所属事務所とのトラブルで表舞台から10年近く、消されておりました。 女優が一番輝くときだったの…

マグロ考

回転寿司のCMで、マグロ祭りなどと煽り立てておりますが、マグロと言ってもいろいろあるわけで、知らずに食べてると損するかもしれません。 私は、下関の唐戸市場に仕入れで7年間通い詰め、それなりに魚の事情を知っているので、書いておこうと思いました。 …

さえないかたち⑤

ひろゆきという人は、絶対に友達にしたくないタイプではありますが、その発言にはときどきハッとさせられます。 頭の中が自由なんですね。イデオロギーで固まっていない。だから、AでもBでもどちらの立場でも立論できるディベートの達人、つまり滅茶苦茶賢い…

さえないかたち④

公明党の連立離脱により、混迷を極める政界ですが、総理大臣の専権事項である衆議院解散は、絶対にイヤだと思っている政党が多い現実があります。ちゃぶ台返しが平気なのは、自民党と参政党、それに保守党ぐらい。体勢が整っていない公明や維新は、絶対に前…

キングオブコント

小学校の修学旅行で旅館の大部屋に座布団が積み上がっているのを見つけ、みんなと笑点ごっこを始めた私は、生粋のお笑いファンです。 原点は、牧伸二の『大正テレビ寄席』と藤田まことの『てなもんや三度笠』、それに『ルーシーショー』にあり、毎週食い入る…

トリビアの泉

MLBのナ・リーグ地区シリーズでカブスが戦う第五戦の球場が『アメリカンファミリー・フィールド』だと聞いて、ビックリしました。 あのアヒルで有名なアフラックが、そんな球場にも手を伸ばしているのかと。 アフラックのアメリカ本社は、ジョージア州の州都…

さえないかたち③

以前から不思議に思っていたのは、自民党と公明党の連立政権です。 比例は公明党との呼びかけが、どうしてなのかよくわからなかったのですが、そのカギは長年にわたりポストを独占してきた国土交通省にあったと、最近ようやく知りました。 国交省は、年間に…

シナントロープ

山中湖のボロ小屋には、朽ちかけたベランダがあって、そこに餌皿を置いて、野鳥が寄ってくるのを楽しんでいます。 「野鳥のごちそう」というのをAmazonから取り寄せるのですが、本当はそういう行為は好ましくないと野鳥の会が言ってます。 自然の中で、安易…

食卓は学校である

給食の想い出と言えば、三角食べです。 おかず、ごはん、汁物を規則正しく順番に、三角形を描くように食べる方法のことで、我々が子供の頃は常識でした。 そうすることで、仮に途中で食べきれずに残したとしても、栄養バランスがとりやすいことや、口内調味…

さえないかたち②

技能実習生のベトナム人たちに日本語を教えた経験者として言わせてもらうと、まず、彼らの学ぼうとする意欲の高さに驚かされました。 私が携わった生徒たちは、入国以前に母国における六ヶ月の研修を受けていて、日本語を全く喋られないわけでなく、ひらがな…

真っ直ぐ歩けない人

その後、ぶどう膜炎の回復は低値安定で、右眼の視覚四分の三が失われ(右上半分だけ見える)、落ち着いています。 左眼は普通に見えているので日常生活には大きな支障はないものの、真っ直ぐ歩くのが難しくなりました。 あしたのジョーの末期みたい。 街でモ…

実食

将棋・王座戦の対局で藤井聡太がおやつとして注文した『モーモーチャーチャー』の語感がなんとも言えず耳に残り、気になったので成城石井で買ってきました(税込431円)。 甘いココナッツミルクに、さつまいもやタロイモ、タピオカなどを加えた汁気の多いお…

餃子の気持ち

私は電車に乗った時、よほど空いていない限り、座らないようにしています。 なぜかというとサイズが合わないからです。電車側が用意している7人掛けのベンチシートが、私が参入することによって、割り切れない割り算みたいな状況を作り出すのです。 例えば私…

僕ではない炎上

漫才コンビ・アインシュタインの稲田直樹が乗っ取られた自身のアカウントから、フォロワー女性に性的画像を送るよう指示するメッセージが送られ、拡散したという話題が世間を賑わしました。よく意味が分からなかったのですが、それをすることでマイナスイメ…

不機嫌ハラスメント

私が二十代の頃の話ですが、横浜の営業所に配属された時の上司は、気仙沼出身の素朴で真面目な人でした。 大学を卒業するために、ダンプの運転手をしながら学費を稼いでいたそうで、遠洋漁業が主体の地元では、誕生日が同じになることが多いというウソみたい…