都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

CEFR(セファール)

日本は島国なので、いろんな点で恵まれています。

それは、コロナのような感染症を水際で抑えられるし、国境をめぐる紛争の火種が少ない。陸軍兵力がそれほど必要なく、海に守られて防衛力が高い。水資源の奪い合いが起こらない。海上輸送が中心なので、(陸上輸送に比べて)効率がいい…などなど。

そして、言葉の問題。単一の言語を気にせずに使えることです。

あちこちに国境線が入り組むヨーロッパでは、そうはいきません。二か国語以上、話せることが普通だったりします。

EU(欧州連合)は、域内での外国語教育のために、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)なるものを作りました。

これは、それまでバラバラに行われていた教育内容や学習成果の評価基準を統一させたもので、個人が母語以外に二つ以上の言語を身につけて状況に応じて使い分ける複言語主義の立場をとっています。言葉の習熟度は「〜ができる」という評価によって、六段階に分けられており、そのことで外国語教育の体系化が一気に進んでいます。目標は、異文化適応だとのことで、そんなことまで考えられているとは、大きな遅れを感じざるを得ません。脳内が島国のままだとねぇ。

あなたはあなたが使っている言葉でできているのであります。