都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

多数派でいることの心地良さ

女子高生の連れションって話。

女の子は、休み時間にトイレへ行くとき、仲良しの子を誘ったりします。さほど、行きたくなくても、とにかく断るのがイヤだから付き合う。このペラペラな関係では、意見がぶつかることは絶対にありません。A子ちゃんが言ったことには全部賛成だと。いつの間にか、主従関係に発展したりもするんだけど、それはそれでいい。その方がラクだから。

最近は、男子にもその傾向が見られ、人とぶつかることを回避する傾向が強まってきました。漫才なんかでも、仲が良いことが美点とされる。本当は、そんなコンビ、面白くないんですけどね。極端に揉めるのを嫌う世の中なのであります。

その結果、少数意見は叩き潰されるようになりました。世の中が持っている空気には、逆らわない方がいいということを学習したのです。

多様性だと言う割には、自由にモノが言えないような鬱屈した感じ。良くないなぁ。

 

こんな風になったのは、兄弟喧嘩をやらなくなったからだと思います。

空き地で遊ばなくなったのも関係する。

昔は、入っていいかどうか分からない場所で、学年をまたいだ子どもたちが適当にハンデをつけながら、道具を貸し借りして野球をやってました。時には、ガラスを割ったりして、一緒に謝りに行く。こうして社会を学んでいくのです。

公園で規則を守りながら、そこにある安全な器具を使って遊ぶのとは違います。ルールは作るもの、そして変えるもの。守るもの一辺倒だと、間違いを正すことができません。改善する発想が浮かばない。

 

ゲームで繰り返し遊んでいると、やたらとルールに振り回されて、遊ばされていることに気がつかないんです。

正解至上主義ってそういうこと。だけど、みんなが同じように考える社会は怖いと思う。変わっている人こそが面白いのであります。