高校野球の投手たちは、金属バットに対抗するように、いつの間にか球速150キロも珍しくなくなりました。
そんな中で目立った選手は、ドラフト会議で上位指名されます。
しかしながら、そのまま通用するほど甘くありません。
平成に入ってから、高卒一年目で10勝以上をマークしたのは、松坂大輔・田中将大・藤浪晋太郎のわずか3人。
優秀な投手でも、一軍デビューまで3〜5年かかるというのが一般的です。中には、二軍から上がって来られず、そのまま消えて行く選手も。
なぜ、そうなってしまうかと言うと、プロと高校とでは、ストライクゾーンが違うからです。高校野球では、外角が甘い。ゾーンの出し入れで勝負していた投手は苦しみます。
それと、クセのあるモーション。クイックと合わせ、直すべき点をいろいろと指摘されるので、素直な性格でないと、なかなか難しい。コーチとの相性は、ここでも問われています。
ドラフト会議まで一週間。今年の高校生は、どう評価されるのでしょうか?