都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

魔改造

ソフトバンクに石川柊太という投手がいます。

2020年にパ・リーグ最多勝と最高勝率のタイトルを獲得したとはいえ、実働6年目で通算40勝ですから、それほど目立った成績でもありません。

一昨年から2年連続でリーグの死球配球王だというのは、ちょっとスゴい。

それでも推定年俸が一億二千万円だといいますから、いいチームです、ソフトバンクは。

 

この選手、実は2013年の育成ドラフトの指名でした。今やNPBのエースとして君臨する千賀滉大投手も同じ育成上がりですが、ソフトバンクには倉野信次というコーチがいて(現在は米国へコーチ留学中)、その投手の球速を10キロ近くアップさせる「魔改造」と呼ばれる指導法を確立させています。二人以外にも、笠谷・板東・津森・尾形・泉・杉山と、次々に速球投手が生まれた背景には、名伯楽がいたんですね。

そうやって見ると、プロ野球の特に投手コーチの存在は、チーム浮沈の鍵を握ります。

最近では、ロッテの吉井理人を外せません。カープ高橋建も、大リーグとタイガースでの経験を活かして投手陣の活性化に寄与しているように思います。

選手ばかりにお金をかけるのでなく、指導者を大切にした方が効率が良いとジャイアンツを見ながら考えました。