これは、ハローワークに提出された全国の求人情報を集約したもので、求職者一人に対し何件の求人があるか、つまり就職のしやすさの指標となっています。1を超えていれば、売り手市場ってことで、求人側が強気に出られます。
コロナ前は、深刻な人手不足で全国平均が1、6を超えていましたから、人の奪い合いです。業種によっては、八方塞がりで、外国人に活路を見出そうとしました。いわゆる肉体労働は、老人ではどうにもならないので。技能実習生で門戸を開き、日本語学校へのナンチャッテ留学生がコンビニや24時間労働の隙間を埋めるようになります。
ところが、コロナによって、状況が激変しました。9月の有効求人倍率は、何と1、03。間もなく、1を切ろうとしています。
そうなると、人員整理の的になるのは、非正規雇用の外国人。多くは、留学生のアルバイトってことになります。
これをなんとかしなければなりません。働く意欲の高い若年労働力は、少子高齢社会の我が国にとって必要不可欠だからです。
対策は、在留資格の見直しと外国人に対する日本語教育のルール化です。
そういう意味では、言葉を学びながら働ける一石二鳥のコンビニを特定技能の対象に加えた方が良いと思うんだけど、どうでしょう。