都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ここがヘンだよオリックスバファローズ

ロッテ元監督のボビーバレンタインの言葉にこんなのがあります。

「選手が10人いたら、私のことを好きな選手が3人いる。大嫌いな選手も3人いる。残りの4人は監督のことなんてどうでもいいと思っているだろうが、そのどうでもいい選手が大嫌いに引き込まれないように注意して見ておくのが、チームをまとめる最善の方法だ」

これは、野球に限らないマネジメントの真理です。

しかしながら、現実には、全員から好かれていないと安心できない管理職がほとんどです。

だから、反抗的な分子をさっさと追いやってしまう。

だけど、同じことなんです。新たな不満分子が生まれるから。

そのためにコーチがいるわけで、組閣はまず、通訳としての役割を徹底させることから始めねばなりません。

そういう視点が、オリックスには欠けていたように思います。監督やコーチを身分として捉えていたような。

 

新監督として、中嶋聡氏が就任しました。

チーム内には、同年齢の元メジャーリーガー田口壮コーチがいるので、やりにくい面があると思われますが、広島カープから水本勝己二軍監督をヘッドコーチとして迎え入れています。こうした外部からの刺激が、マンネリを打破できるのです。

 

ドラフトでは、育成6位でBCリーグ福島の古長拓選手を指名したことが話題になっています。

同リーグで打率2割にも満たない26歳のこの選手をなぜ指名したかと言うと、監督に物怖じせず、ズケズケ言う我の強さが評価されたんだとか。

チームには、おとなしい選手が多いので、中からの化学変化を狙うそうで、これもまた一つの考え方かもしれません。

社会人中心から高校生主体の指名に変えて、5年後を見据えた育成に舵を切ったバファローズに注目です。