小学校の修学旅行では、枕投げが定番だと思いますが、私の時は押し入れから座布団を引っ張り出して、笑点ごっこをしていました。
今と違って、当時の『笑点』はメンバーが若くて充実しており、笑いの基本をここで学んだものです。
だから、私のクラスでは面白いことが正義。笑わせることは笑われることだを私が身をもって体現しておりました。変わってますね。未だにそうだけど。
その価値観を社会に出ても持ち続け、社員教育に外部講師を呼ぶことになったとき、お笑い劇団の若手漫才ユニット二人に目をつけて、事務所に内緒の取っ払い授業をお願いしたことがありました。
テーマは会話における「間」の取り方です。
わずか90分の時間なので、それを受けたからどうなるって話ではありませんが、異業種のプロフェッショナルがどんなことを考えているかを感じてもらうのが狙いでした。
決められた枠の中でルールを守りながら働く企業人から見ると、お笑い芸人の生き方は別世界に映るわけで、その刺激が脳を活性化させます。
若い社員たちは、目をキラキラさせながら、話を聴いていたのを思い出します。
自由な会社でありました。