三谷幸喜の映画『みんなのいえ』では、一生に一度、自分の戸建ての家を建てるにあたって、友人のインテリアデザイナーに設計を依頼し、施工は大工さんである父親に任せることにしました。ところが、友人がモダニズム建築を志向したにも関わらず、父親は在来工法を主張して対立します。
図面をインチで表しているのに、方や尺貫法ですから合うハズがありません。
和室の存在が必須であるに始まって、大黒柱がないなどあり得ない。と、ことごとく意見が対立します。決定的なのは、玄関のドアを内開きにするかどうかでした。日本の家屋は狭い家が多いので、扉は外開きが常識だそうです。
なるほど、それは理にかなっている。トイレが内開きの家は、大金持ちです。
で、この外開きが問題になっています。
それは、宅配便の置き配問題。
業界では、顧客不在時の対策として、置き配でもいいよの選択肢を設けたのですが、家電や水などの重いものが置かれると、顧客の在宅時は外に出られなくなるという非常事態が発生します。実際に、このことで110番通報したという話をワイドショーで面白おかしくやってました。
まぁ、これは、配送業者が気をつければ済む話なんだけど、クレームに対応する人もいたりして、商売は大変なのであります。