意外な人気職種に自衛官が挙げられます。何と言っても親方日の丸、安定企業であることは間違いありません。独身時代は、寮生活でお金が貯まるので、結婚相手として人気があるのです。さほど責任のない、兵隊の話。
しかしながら、防衛大卒を始めとするエリートたちは、それほどでもない。なぜなら、幹部になると3年おきの転勤が待ち構えているからです。
それは、基地内で上司と部下とが密な関係になってはマズいと考えるリスク管理ということ。スゴい乗り物や武器が揃ってますからね。変な気が起こらないとも限りません。だから、監視体制も念入りで、満員電車で両手を上げ続けるような意思統一が常に要求される、そんな社会です。
そして、離島を含め160カ所と言われる駐屯地が全国展開してますから、それについて行く家族は大変です。
転校すれば、イジメがあったりするし、単身赴任だと女性問題が起きやすい。
そこらじゅう、リスクとストレス。それが自衛隊です。
一年おきにローテーションするマネージャーが耐えられないというのが理由だそうで、いろんな業務をこなす西野氏からすれば、その都度いちいち説明するのは耐えられないってこと、よくわかります。
一方で、会社側からすれば、タレントとマネージャーが深い関係になって、独立を画策するっていうのが最近の流れで、これを避けたいのも理解できる。
だけど…
辞めさせないために、たいして役に立たない社員を充てるというのは本末転倒です。
個人が発信力を持つことで、事務所の力で仕事を取るスタイルが変わっていくことでありましょう。
大きいことがいいことでは、必ずしもなくなりつつあります。