まとめてみると、意外に面白かったので、本日は映像作品のランキングを作りました。
あくまでも、私が今年に見たテレビ・映画・ネットの作品からです。
1位 容疑者Xの献身(U-NEXT)
2位 『ラヴィット!』の女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すればレギュラーメンバーより笑い取れる説(水曜日のダウンタウン)
3位 坂の途中の家(U-NEXT)
5位 湯を沸かすほどの熱い愛(U-NEXT)
6位 ひろゆきVS田原総一郎(YouTube〜日経テレ東大学)
7位 ノンスタイル・石田明が今見るべきコンテンツを爆語り(TVer〜田村淳のコンテンツHolic)
8位 カラスの親指(U-NEXT)
トップは東野圭吾原作の直木賞受賞作『容疑者Xの献身』に。この映画を観たのは二回目ですが、新たな感動もあり、切なさに泣けました。堤真一は『三丁目の夕日』でも感じたけど、いい演技するわぁ。トリックも捻りが効いていて見事。小説も映画も両方いいのは珍しいです。
2位は、テレビ番組から。イジメっぽい企画が多いので眉を顰める方も多いかもしれませんが、裏方の作家に天才がいて、ときどき大ホームランをかっ飛ばし、ギャラクシー賞を受賞しています。ラビットの回は、生放送の出演者の裏に強者のお笑い芸人を仕込み、番組をかき回すというもので、滅多にないことに声を上げて笑ってしまいました。よくそんなこと考えるなぁであります。
3位は、角田光代原作の作品で、育児ノイローゼをテーマにモラルハラスメントを描き、役者たちが存分に演じきっています。面白かった。
4位は、バカとブスは東大へ行けのシリーズで、今年の4〜6月にシーズンⅡがテレビ放映されましたが、圧倒的な迫力はシーズンⅠの方です。阿部寛・長澤まさみ・新垣結衣・山下智久・小池徹平らの出演者がスゴい。頑張れば出来るという勇気を与えてくれます。
5位は、宮沢りえ主演の映画、杉咲花のデビュー作です。心がほっこりしました。何よりポジティブが大事です。
6位は、日経テレ東大学から。フランス在住のひろゆきとゲストによるトーク番組ですが、ヘラヘラしながらグイグイ入っていくひろゆきの話術が独特で驚かされます。田原総一郎の回は、新旧論破王の対決に。リモートでなければ手が出るんじゃないかと思わせる内容で、なかなか見られないシーンの連続でした。
7位は、M1グランプリ決勝の前に、ノンスタイルの石田明とロンブー淳が競技漫才についてを語り合ったもので、こんなに深いものがあるのかと驚かされました。お笑い好きは必見です。
8位は、道尾秀介の原作『カラスの親指』です。阿部寛が詐欺師役で登場しますが、その相棒となる村上ショージのセリフ回しが呆れるほどの棒読みで、逆に新鮮でした。弁舌巧みじゃないほど、詐欺からは遠いような。そういう狙いがあったのかもしれません。脇役に石原さとみと能年玲奈が姉妹役で出ています。能年玲奈は『あまちゃん』の一年前。セリフがほとんどないのに、キラキラ輝いていました。
9位は、芸人からも一目置かれるバカリズムの世界。女装癖が妻にバレた男の独白で、こんなことよく思いつくなぁと驚きました。
10位は、ラジオで辛坊治郎がベタ褒めしていたので、ならばと覗いたYouTubeです。なるほど、落語と野球好きは堪らない伏線ネタが見事です。ナイツもスゴい漫才師だなぁ。
ネットは倍速機能を使えるのが素晴らしい。テレビほどに表現規制がないし、スポンサーへの配慮も不要。近い将来、テレビは衰退していくんだろうなぁと思っています。