日本のプロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)は、同じ競技でありながら、かなり違うところがあります。
それは、
(1)ボールの材質が違う
メジャーの方がひと回り大きく、ツルツルと滑りやすい。
(2)球場ごとにサイズが違う
日本の球場は、ほぼ左右対称で室内・人工芝が多いけど、メジャーは非対称で屋外・天然芝が普通。球場ごとに個性が際立っている。
(3)ストライクゾーンが違う
メジャーでは、高めとインコースがボールと判定されやすい。
(4)マウンドの固さが違う
メジャーのマウンドは総じて固い。だから、投手には上体の力強さが求められます。柔らかい日本では、下半身の粘りが大事なのです。
(5)メジャーは引き分けがない
日本では、延長戦が12回までだが、メジャーは決着がつくまでやる。翌日へ持ち越すこともあり、ダブルヘッダーも厭わない。
(6)メジャーは30チームと戦う
メジャーは広い国の中で、時差があり、スケジュールをこなす上で、肉体的な消耗が激しい。
(7)メジャーは控え選手が少ない
一軍登録の25人が厳格で、控えの野手は4人前後が普通。だから、三拍子が揃った選手でないと、メジャーリーガーになれない。
基本的に、身体が強くないとシーズンを乗り切ることができません。スタミナは、大きな要素であります。そして、変化に対応する適応力。圧倒的なスケールの中で、いろんなスタイルが共存しているので、クレバーさは重要なファクターなのです。引きずっていたら、キリがないので、メンタルの強さも求められます。
そんな中で、ニッポンの四番、鈴木誠也が試されるシーズンが始まりました。
開幕戦は、4回打席に立ち、19球と対峙しています。そのうち、バットを振ったのが4回。15球を見逃しました。空振りはゼロです。面白いですね。空振りしないところに凄みを感じています。六番打者のスタイルじゃありません。期待しましょう!