プロ野球の監督を見ていて、必ずしも優秀な人が選ばれているようには思えません。
実は、各球団ともオーナーの力が異常に強く、その権力たるや中小企業レベル。誰も止めることが出来ません。
で、そのオーナーは、当然に監督人事の権限を持っており、自分の言うことを素直に聞くのが条件となります。
調子に乗って、選手起用に口出しするのがフツーです。
もちろん、ほとんどの場合、露骨には言いませんが、希望を匂わせる。このとき、忖度できる人が長く監督を続けられるのです。
たかが監督の分際で、ピシャリと撥ねつけるような人は、いくら能力があったとしても選ばれません。このあたり、一般の企業と似たような構図でもあるわけです。
高い見識を持っているにも拘わらず、監督になれないのが、落合・岡田・宮本…そして古田です。
選手会の会長経験者は、経営側と対峙するので、どうしても対等にやり合ってしまいます。その結果、印象が悪くなる。
〈参考〉歴代の選手会長
中畑清・原辰徳・岡田彰布・正田耕三・古田敦也・宮本慎也・新井貴浩・嶋基宏・炭谷銀仁朗・會澤翼
古田もいつの間にか57歳になってしまいましたが、もったいない。ファンの立場では、監督に招聘したいと思っている人がヤクルト以外で大勢いると思います。
本人もやりたくて堪らないでしょうね。漏電して、YouTubeに熱を入れています。
→https://www.youtube.com/watch?v=DL6UnQeOTKM
野村野球のヤクルト門下生が集まって、守備談義を行なっていました。メチャクチャ説得力があります。面白い。
政治家もそうだけど、上に立つ人間というのは、実務能力だけじゃないってこと。エンタメなんだけどね。