都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

脳はどこまでコントロールできるか?

人間の脳は、大人になってしまうと衰える一方で、成長する余地なんかないと、長い間信じられていました。

実際、二十代の半ばから、1日あたり10万個のペースで死滅すると言われており、そのために記憶力が悪くなるのは仕方ないことでしょう。

もっとも、脳にはもともと140億個の細胞がありましたから、全然大丈夫。140億の資産があれば、毎日10万円使っても余裕です。

そのことと頭が悪くなるのとは別の話で、鍛え方によっては、新しい神経細胞が生まれることがあるというのが最近の学説だそうです。

なるほど、記憶だけが脳の働きではありませんからね。

 

『脳はどこまでコントロールできるか?』(中野信子著・ベスト新書)では、脳科学者の立場から、脳の不思議な働きについて、わかりやすく解説しています。私は、脳について書かれた本が大好きで、それは電気製品の仕様書を読むようなものだと思っています。つまり、100パーセント使いこなせるようになるには、どうすればいいかを考えているのです。

そういう意味で、まだ少し成長する可能性があるのを知ったことが勇気になりました。もうちょっとインプットを続けてみようかなと。