人間の脳は、直感的・感覚的な働きを持つ右脳と論理的・言語的な働きを持つ左脳とに分化しています。生まれたときには、その分化はしていませんが、成長に合わせて徐々に異なる機能を持つようになり、11〜12歳ごろに完了すると言われております。
ドイツ人の言語学者であるレネバーグは、脳の分化完了に伴い、言語を司る左脳の機能が固定されて再編成する能力を失い、その結果として新しく言語を習得するのが難しくなると考えました。これが「臨界期仮説」です。
この学説は、多くの学者に支持されており、我が国でもこれを受けて、小学校で英語を学ぶ流れとなっています。
2020年、小学3年生から年間35時間の英語授業が導入されました。
他の教科を削減することなく、清掃などの時間を削るようで、これも時代だなぁと思います。
パソコン等のOA機器を自由に使いこなし、英語も抵抗なくやり取りできる新入社員。老兵は消え去るのみであります。