そんな知り合いは一人もおりませんが、罪を犯して服役したりすると、世間の目は冷たく、再就職は難しくなります。
前職がしっかりした会社であるほど、受け入れ先は疑問を持つわけで、いろんな伝手を使って辞めた理由を探ろうとする。
仕事が決まらなければ、社会復帰は難しい。どんどん陽の当たらない方へと追いやられていくのは想像に難くありません。
住む家もそうですね。金を払うからいいってもんじゃない。かと言って、職が決まらないと、賃貸契約できないのが現実です。
なんてことをテーマとして話を広げたのが『プラージュ』(誉田哲也著・幻冬舎文庫)です。
脛に傷を持った者ばかりが集まったシェアハウスという発想がユニークです。そんなの現実にありますかね。
罪状によりますが、それぞれの置かれた状況が理解できれば、絆が深まっていくというのはあるかもです。
入居した7人が、それぞれ一人称で語りかけていく展開はとても斬新でありました。
【テーマ】タイトル・時代性・学習性 16点
【文章技巧】読みやすさ・バランス 17点
【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 19点
【構成】つかみ・意外性・スピード感 18点
【読後感】爽快感・オススメ度 18点
【合計】88点