都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

幼稚舎人脈

慶應人脈なんて言葉があるけど、慶應大学卒だなんて肩書きは大したことじゃありません。大勢いますからね、そんなもん。ブランド的に、どうってことない。

慶應義塾が他の学校とひと味違うのは、幼稚舎(小学校のこと)の存在だと思います。この中に慶應が凝縮されています。引くぐらいに。

福沢諭吉の建学精神は「独立自尊」なんだけど、知りませんからね、大学から入った人は。だけど、幼稚舎出身者には独立自尊が染み付いています。なので、プライドが違うんです。『学問のススメ』を読んでるし、塾歌も若き血もフルで歌える。

そもそも、入学が難しい。筆記試験もそこそこのレベルを求められるんだろうけど、むしろそれ以外でねぇ。親が慶應かどうかは、もちろんのこと、社会的地位だとか、寄附してくれる可能性だとか、家柄だとか。教育は家庭環境が重要だと考えているので、面接時に両親がしっかりチェックされます。

ちなみに学校が渋谷区恵比寿(天現寺)にあるので、小1でも通える範囲に住んでいることが条件になります。それだけでもセレブ。定員は男子96名に女子48名の狭き門、超エリートです。

集まった子供たちは、会話からして違います。遊び方も食生活も住環境も違う。最も大きな違いは情報の質なんです。それが幼稚舎。情報は高いところから低い方へ流れていくので、下のポジションだとなかなかイイのが届きません。ってことを知っているのが幼稚舎です。それこそが人脈なのであります。

話題の人、元電通の高橋治之は、JOC元会長の竹田恆和の兄さんと同級生で先輩。弟の高橋治則は環太平洋のリゾート王と呼ばれたイ・アイ・イー・インターナショナルの社長、捕まっちゃったけど。芸術系では爆発の岡本太郎、バイオリンの千住真理子、ピアノの中村紘子、嵐の櫻井翔、モデルの森泉、スポーツでは熱血松岡修造、清原の長男次男。どうでもいいけど、春の選抜出場が確実になった次男は、高校一年生ながら、再来年の三年次には年齢オーバーで登録できません。慶應の中高は、学力が劣ると判断されたとき、もう一回と言われてしまうんです。エレベーターじゃなくて、エスカレーターと言われる所以。政治系では、中曽根康弘元首相の孫、福田康夫元首相の息子、麻生太郎元首相の息子がみんなそうです。そして、イジメがないのがまた幼稚舎なのであります。ダサいから。

 

ほーんと、そんな話ばっか。世界が違う、全然違うんだなぁ。