都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

幸運の女神を微笑みが引き寄せる

いやぁ、驚きました、慶應義塾高校の優勝です。

春の選抜大会では、初戦で対戦し、延長タイブレークの末、2対1で負けた因縁の対決ですが、その後の7月2日の練習試合でも4対2で慶應が負けていました。昨年夏の優勝メンバーが多く残っている仙台育英高校は、今夏の下馬表もナンバーワンで、実際に強さや逞しさを感じさせられたものです。

一方の慶應は、県大会決勝での疑惑の判定が大きかった。VTRで見ても、横浜高校遊撃手のステップワークは洗練されたもので、アウトと言われても仕方がないところだったんだけど、勝利の女神がイタズラ好きだったようで、結局の大どんでん返しが起こったのです。今年のチームは、実力以上に運も味方につけておりました。また、運を引き寄せるような態度ってのもあったかもしれません。それがエンジョイベースボール。

監督が選手を縛り付けて指示を出しまくると、選手は自分の頭で考えなくなる。慶應高校では、例えば二塁への牽制球のサインの出し方を当事者である選手同士の話し合いで決めさせるそうです。監督は、選手から上がってきた意見を尊重する。これが、独立自尊の精神です。

 

ところで、決勝戦の両校のユニフォームが酷似しているのに驚いた人も多かったかと思います。

実は、仙台育英高校の校長先生が、慶應義塾高校の出身で、30年ぐらい前のユニフォーム改変のときに、意見したんだそうです。

なるほどの大いに納得。

ってことは、校長先生にとって、昨日の決勝戦は感無量だったでしょうね。一番目と二番目に好きな学校の頂上決戦だとは。幸せの上には上がいるもんなのであります。