これは結構みんな知らないと思うんだけど、慶應義塾高校は男子校で、女性徒はいません。だから、応援席で踊っているチアガールは系列の女子高校の生徒です。純粋な母校の応援じゃない。どっちかって言うと、男だらけの営業接待旅行に呼ばれたコンパニオンって感じ。そりゃあ都市対抗野球だって、その方が華やかなわけで、演出上、絶対にいた方がいい。
でも、相手からすると、応援テクニックについては大学のノウハウが加わるし、髪の毛伸びてるし、モテそうだし、偏差値高いし、金持ちっぽいし、喧嘩しなさそうだし…なんかイライラする。そういうプレッシャーがあるかもしれません。
多分、寄附の集まりも尋常じゃなさそうです。何せ、寄附集めに慣れてるし久しぶりの甲子園なもんで。球場には『若き血』を大声で歌いたいOBが、出身高校とは関係なく集まりました。
そういうのを見ながら、おそらくはアンチが多いでしょうね。慶應義塾は嫌われる要素をたくさん抱えています。日本じゅう敵だらけ。好かれるってのは、ほとんどがそうだけど、特定して嫌われる学校ってのは、そんなにないと思います。
陸の王者が言い過ぎなんだわ。
でもって、103年振りの甲子園ベスト4。スタンドから応援する補欠部員の森林監督の息子が「盛り上がりが足りない」を文字って「もりばやしが足りない」と言い出したんだそうです。M1だったら一回戦敗退だけど…いや、イジれる監督ってのは貴重な存在だと思います。選手じゃなくて監督へのエールってのが今風で、プレッシャーをオブラートで包むZ世代向けなマネジメントだと深読みしました。
それにしても、一番打者の丸田外野手はイケメンでありました。羨ましいねぇ。