山中湖で通っている床屋さんに行ったところ、高校野球の地区予選がモニターに映し出されていました。
どうしてそんなのを見ているかと尋ねると、八王子は距離が近いので、親近感を覚えるそうです。地元代表の東海大甲府は、他県の選手が多いので抵抗があるんだとも。なるほど、ベンチ入り20人のうち、山梨県内出身は3人しかいませんでした。
だけど、あの大阪桐蔭高校だって、大阪府内からは7人しかおらず、そこから押し出されるように大阪の有力選手が全国に散らばっているのが現状です。仮に、越境の入学を認めないと、過疎の地方格差を埋めるべくもなく、全国大会は盛り上がらないことでしょう。
誰が考えたんだか、お盆の時期に合わせて実施される夏の甲子園大会は、県民ショーみたいなもので、それぞれがいい勝負に持ち込むことで、なお一層地元愛が深まる、そういうもんです。あの箱根駅伝だって、単に関東の大学のイベントってことでなく、全国各地から集まった精鋭であるとこがポイントで、そのちょっとした繋がりが、応援するモチベーションになったりするんです。そのためにも、弱すぎちゃダメ。そこそこ頑張れるところに意義があります。共産党は現実的じゃないけど、維新だったら、もしかしてって思うような感じ。
だから、東海大甲府を応援しましょうと言いくるめました。どうでもいいんだけどね。
大阪桐蔭高校の四番は、一年前のブログで紹介したラマル・ギービン・ラタナヤケ選手です。
両親がスリランカ人だとのこと。身長185㎝体重85㎏とまだ2年生ながら立派な体格をしています。
大阪桐蔭高校が、入部セレクションで定員20名と少数精鋭主義を貫いている中で選抜されたわけですが、少子化が進む中、これからは外国人留学生がどんどん広がっていくことでありましょう。
高校ラグビーなんか、トンガやフィジーの留学生が当たり前ですからね。
野球もドミニカやキューバから、連れて来ればいい。そういう時代だと思います。他県からが気に入らないだなんて、時代遅れなんだよなぁ。