お笑い芸人には、ラグビー経験者が多く存在します。
中川家・サンドウィッチマン・くりぃむしちゅー・ジャルジャル…兄弟である中川家を除いては、みんな高校時代のチームメイトなのが特徴的で、競技人口が5〜6倍と多いサッカーや野球には見られない現象です(ティモンディぐらい?)。
それだけ人の結びつきが強いスポーツってことなんでしょうか、コンビ愛が強い所以でもあるようです。
しかしながら、少子化の影響もあって競技人口は年々減少しており、人数が揃わない高校も増え、合同チームという形も出てきました。
全国大会への出場は、都道府県単位で選ばれるものの、高知・島根は二校、佐賀・福井・鳥取は三校しかエントリーしておらず、毎年同じチームが代表となる傾向が強いスポーツです。
逆に言えば、強豪校に入学してレギュラーになれば、全国大会への出場が約束されるので、将来設計がしやすい。
チームの中で切磋琢磨することが、レベルアップにも繋がっているのです。
また、登録が少ないことから、練習試合を組みにくいことで、有力校のネットワークが密になり、指導者同士が情報交換しながら独自にリーグ戦を組織する動きもあって、常に刺激し合っているのも特徴的なことです。その結果、ここ数年で驚くほど進化を遂げています。
特に言えることは、選手が大型化していることです。
筋トレや栄養学の知識を得ることで、練習時間の長さに頼るやり方から脱皮しました。
昨日、優勝した東海大仰星のメンバーは、フォワードはもちろんのこと、バックスにも90キロ級の選手が揃い、体格面だけならば大学選手権でも見劣りしない陣容でありました。
それにしても、強かった。そして、とても面白かったです。