誰が言い出したのかしりませんが、「インテリが作って、ヤクザがそれを売り、バカが読むのが新聞である」とはけだし名言だと思います。
押し紙と呼ばれる販売手法で売上げを伸ばしたのは、実働部隊である販売店がいたからこそですが、その強引なやり方について、一切の反省も批判もなく、国民はほとんど読まないにも関わらず、近所の手前もあって、購読するのが当たり前だと考えていました。
取材については、記者クラブの中で独特の人間関係が生まれ、いつの間にか横並びで、情報の出所が同じなため、ほとんど変わらない内容を思想の違いのみで個性を出していたように思います。
テレビについては、認可事業であることから総務省の圧力を強く受けていて、政権を批判するような内容は自主規制せざるを得ず、不都合な事実は控えめに表現するのが当たり前のように飼い慣らされてきました。スポンサーの意向ってのも、自由な報道を阻害しています。自動車や食品関連はもちろんのこと、生命保険や消費者金融、それにパチンコなんかも余程のことがない限り、ネガティブなことは言わない。ターゲットがタレントであれば、遠慮なく攻撃するんだけど、企業案件は難しい、らしい?
そんなわけで、信頼度がぐんぐんアップしているのがソーシャルメディアやSNSのニューメディアです。
ほとんど無料で利用できるってのも、庶民の味方なのかも。
もちろん、玉石混交で、とんでもないニセ情報もあるんだけど、それはそれ。そんなことよりも、ヘンに気を遣う縛りがないってとこが、支持される理由だと思います。オールドメディアの流す情報の中には、偏向的な報道が結構な割合で含まれているのだから、同じであろうと。
新聞やテレビが言ってるから正しいとするのは、医者が言ってるから正しいと信じるのと似ているように思います。
ちょっと、疑ってみるセンスも必要だなぁと最近は考えているのであります。