都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

森喜朗研究⑦

総理の息子の接待疑惑で大騒ぎしておりますが、電波を所管する総務省は絶対的な力を持っているので、こんな話は他にも沢山あるハズです。

この仕組みを作ったのは当時郵政大臣であった田中角栄氏で、新聞社とテレビをくっつけて、それを支配下におこうと考えたのです。

その結果、現場の記者はともかくも、マスコミの経営層が角栄氏と繋がりました。当時の報道は角栄贔屓で、今太閤と持ち上げていたのには、そんな事情もあります。

そして何より、政府に都合の悪い批判的意見を抹殺するなんてことも当たり前。角栄氏と対立していた福田派の議員たち、とりわけ森喜朗氏は、不用意な発言が多いこともあって、狙い撃ちされた歴史を繰り返しています。

 

代表的なのは、神の国発言です。

これは、全国の神主さんが集まった会合の中で発せられたもので、彼一流のサービストークでした。特別な思想のものではありません。

宗教は人の心に宿る文化だから、自分が信じるものを大事にしよう。そして、それを子供達にも伝えていこうという文脈です。

これを指して、特定の宗教を支持する政治的発言だとするのは、言いがかりではないでしょうか?

 

もう一つは、総選挙の際の事前調査で自民圧勝の結果を受けたときの「このまま寝ていてくれればいい」発言でした。

森氏が遊説で訪れた先で、記者から自民党が全員当選しそうですねと聞かれたのに対し「こういうバカなことはない。何故なら、調査が公示日前後に行われたものだから、選挙に関心を持っている人の声を反映しているのだ。浮動票はこれから出てくる。その人たちが、このまま寝てくれればそれはそれでいいが、そんなことはないんだ」と言ったのに、切り取って報道されたのが本当のところです。

 

小渕総理の急逝に伴い、選挙を伴わず密室で決められたことに端を発し、森喜朗を引き摺り下ろそうというメディアスクラムがあったのは間違いありません。森氏は議員になる前に、しばらく新聞記者をやっていて、記者クラブの実情も分かっていただけに、経験のない若手の記者に対するイラ立ちもあって、その相性が最悪だったのです。彼からすれば、作法を教えているつもりでも、記者たちからは上から目線での傲慢な態度としか映りませんでした。

全く別の会社の人だと思って接すれば、よかったんですけどねぇ。

(つづく)