都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

マーフィーの法則

高校野球では、春夏5回の全国大会出場機会があり、桑田・清原がいた時代のPL学園が、1983年夏優勝、84年春夏準優勝、85年春ベスト4、夏優勝と、ウソみたいな強さを発揮しました。

ドカベン』こと山田太郎が率いる明訓高校は、激戦区の神奈川県予選を勝ち抜いて、全国優勝四度を達成しています。それが1974年ごろの話。

PLの選手たちは、自分たちを重ね合わせていたことでしょう。

山田太郎の高校通算打率は7割5分。イチローの高校時代は5割2厘でした。

ドカベンの弱点は、致命的に足が遅いこと。鉄人28号のリモコンみたいに何かキズがないと、ヒーローアニメはドラマになりません。

そこで、運動選手離れした外見の香川伸行ドカベン2世として名乗りを上げます。

思えば、葉っぱの岩鬼正美も二刀流の走りでした。

『男どアホウ甲子園』の藤村甲子園は、165キロの豪速球を投げていましたが、近々ロッテの佐々木朗希が更新する勢いです。

野球狂の詩』では、女性初のプロ野球選手、水原勇気を誕生させました。実写版では木之内みどり竹中直人の妻)です。可愛かった。

これに憧れて、多くの女性投手がアマチュア野球に進出しています。ナックル姫は、セミプロですよね。近い将来、そういう姿を目にすることでしょう。

そして、『あぶさん』こと景浦安武。還暦までプレーを続けました。ジャンルは違うけど、三浦和良に力を与えたんじゃないかな。

また、代打専門ということでは、実際に高井保弘という本塁打記録保持者を生み、現実が重なっていきます。

「思考は現実化する」はナポレオン・ヒルの言葉ですが、作者の水島新司氏はいろんな可能性を追求し、夢を描き続けました。

それまでの常識であった「野球漫画はジャイアンツ」のイメージを一新した功績も大きかったと思います。

享年82歳。合掌。