ラグビー早明戦が国立競技場に35,000人の観客を集めて行われましたが、不思議なことに大学のサッカーが、いつどこでやっているかの情報はありません。実際、高校サッカーで有名になった選手たちは、先を急いでプロ入りするので、大学生になろうだなんて考えないようです。
ラグビーは真逆で、大学に行かない方が珍しい。
その差は下積みの有無となって表れます。プロだと、やってもらえることが多い。アマはまず、チームのことを考えます。
それと、出場機会の問題。
これは野球でも同じようなことが言えるんだけど、18〜22歳はアスリートが一番伸びる時期なので、試合をやりながら覚えていくことが多いんです。だから、レギュラーかどうかの差は大きく広がっていきます。ベンチで控えとして見ているよりも、それなりのレベルで実戦を積んでいった方が良いとする意見が沢山あります。
スローインとフリーキックの場所がいい加減なのも、エリアマネジメントを重視するラグビーファンからは違和感の塊です。
ちょっと前に出たからといって、さほど有利になるわけでもありませんが、わざわざポイントをずらすのも合点がいきません。ちゃんとやればいいのに。
そんな風だから、レフェリーが甘く見られるのだと思います。
ラグビーの試合では、審判に文句を言うなんて、見たことがありません。それは、監督やコーチがきちんと指導しているからです。興奮しているラグビーの監督なんて、万引きを働く神父さんぐらいいない。
サッカーだと、解説者まで判定に不服な態度を示すので、これは教育上よろしくありません。
ファンも影響を受けて、ブーイングだとかウェーブだとか、試合進行を妨害するような行為を平気で行なっています。ゴミ拾いなんかで騙されませんよ。監督、選手、解説者、ファン、総じてみんなマナーが悪い。ラグビーファンは引いてしまいます。
だから、判定について器械を導入するのは必然でした。コンピュータ的なものの前では、急におとなしくなる。そういう人たちは、医者が言ってることなら何でも従うんだろうなと、ちょっと思いました。知らんけど。
あと、体格について、気になりました。
W杯参加32チームの中で、日本チームの平均身長はサウジアラビア・アルゼンチンに次いで、下から3番目。それでも、歴代代表チームでは、一番高いんだそうです。
低いと、コーナーキックがうまくいきません。ゴール前の小競り合いでも弾き飛ばされてしまう。
ラグビーが強くなったのは、業界全体でフィットネスの強化に力を注いだからです。
サッカーがさらに一段上を目指すとなると、中学高校のトレーニング見直しが必要なんじゃないかな?