都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ノーサイド

サッカーの国際試合を観ていて、イヤな気持ちになるのは松木安太郎が解説するからです。

相手チームを露骨に敵視し、「早く追いつきたい」とか「もう一点欲しい」みたいな当たり前のことしか言いません。解説と言うよりも応援です。情けないことに、アナウンサーもそれに同調して、公平性や客観性からは程遠くなります。

反則についても、相手には厳しくアピールし、日本チームについては見て見ぬふりを貫こうとする。

そういうのが許されるのは、ファンが良しとしているからなんでしょう。勝てば、何だっていいとする文化。

選手は選手で、大げさに転んだり痛がったり。そして、審判に対して平気で食ってかかります。

野球もちょっと前までは、そんな風だったけど、近年はリクエスト制度の導入もあって、暴力行為はなくなりました。審判に対する侮辱的な行為は即退場です。サッカーもそうすればいいのに。

 

ラグビーで、審判に苦情を言ってる姿は見たことがありません。それは、解説者もしかり。

だから、多くのラグビーファンにはレフェリーや相手チームに対するリスペクトがあります。試合終了を意味するノーサイドという言葉にそれが集約されているように思います。

こうしたマナー教育は、ほとんどのプレイヤーが大学で揉まれていることにも関係しているでしょう。野球やサッカーと違って、ラグビー選手が高校からいきなり社会人となるケースは滅多にないんです。大学で心を鍛えられているってとこが、違うんじゃないのかなぁ。