W杯の日程は、日本チームにとって理想的な試合間隔であり、対戦相手順もいい感じです。
各グループが5チームずつなので、週イチで試合を行うと、1チームが休みとなるわけですが、ジャパンはこれが三週目に当たりました。
だから、9/10→9/18→9/28→10/8(それぞれ日本時間)のスケジュールと、恵まれています。
肉弾戦が繰り広げられ、消耗が激しいラグビー競技では、試合後のクールダウンが重要であり、一週間以上を空けておきたいところ。プロ野球の先発投手が中六日が必要なのに似ています。
そして、対戦相手がグループ内で一番実力が劣るチリに始まって、予選突破の鍵を握るイングランドが二戦目。三戦目は、穴が多いサモア、最後がランキング最上位のアルゼンチン。この試合は、現地時間の1時キックオフで、冬場の南半球のチームにとって難しい、晴れていれば炎天下のゲームとなります。
ヘッドコーチを務めるジェイミー・ジョセフは、そうしたことも含め、選手起用から戦術の組み立てを行うわけで、暑い夏場を想定した過酷なトレーニングの成果が見られることでしょう。体格面で劣るジャパンは、豊富な運動量とスタミナが武器なので、見えにくい部分に強みがあるってことです。この夏の残暑は望むところ。
チームの課題は、キックディフェンスで、相手のハイパント攻撃にしっかり対応できるかに注目したいと思います。