都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

数的優位

ラグビーW杯の試合開始の時間帯は、現地時間で13時、15時、18時、21時の4パターンがあるようです。日本は、チリ戦が13時、イングランド戦とサモア戦が21時、アルゼンチン戦が13時となっています。時差は7時間なので、昨日のサモア戦は、早朝4時からのテレビ観戦となりました。

ランキングでは格上の相手ながら、日本のタックルがビシビシと決まり、自軍のFW第三列の強みを活かしました。起き上がってから、次のプレーに移るのが早いので、倍だとは言わないけれど、人数が余計にいるようにさえ思わせてしまう。分身の術です。

 

不思議だったのは、後半に相手ウイングの退場で数的優位に立ちながら、逆に日本の方が押されまくったことです。

他の競技だったらあり得ないんだけど、そこがラグビーの面白いところ。欠員のポジションによって、戦術を変えることで対応できるんです。

サモアの場合、バックスへの展開を捨てて、ひと昔前の明治大学さながら、前へ前へと重量フォワードによる強引なまでの中央突破に絞ったことが挙げられます。迷いがなくなったんですね。日本は、いつの間にか受けに回り、人数が多いことを忘れさせられました。タックルに人手を要するからです。ブラインドサイドのウイングがいなくても、攻めているときには関係ありませんから。このあたり、やられっ放しで流れを止められなかった日本の試合運びに課題を感じさせました。ハーフ団、取り分けスクラムハーフが試合をコントロールしているんだなぁと改めて思います。流が大事だと。流大ねぇ!?

 

そして、決戦はアルゼンチン。カギを握るのは、キックへの対応です。長身の山中選手に出番があるのか?それと、流選手が復活するか?注目です。