都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

リーグワンの魅力②

ひと昔前、ラグビーの日本選手権は、学生のチャンピオンと社会人優勝チームが雌雄を決する場になっていました。社会人がやや優勢でありながらも、大学生チームの戦力が充実した年は、形勢逆転することがあり、魅力的な闘いだったのを記憶しています。

しかしながら、2000年に入るころから、両者の実力差が開く一方で、ゲームとして成立しなくなりました。社会人チームが外国籍プレーヤーを中心として大型FWを形成し、スクラムラインアウトのセットプレーで学生側は全く歯が立たなくなったのです。練習量では劣るものの、社会人チームは卒業がないので、同じメンバーで組めるというのも利点であったかもしれません。

学生側は、留学生の同時出場を3人まで認めたり、身体作りのトレーニング方法を工夫したりで、それなりにレベルアップしたんですけどね。社会人側では、プロ化を始めとした組織改革が進み、その差が開く一方となりました。

リーグワンでは、昨日紹介した他国での代表歴があった選手とは別に、代表歴がない外国籍の選手が加わることを認めています。もちろん、帰化した選手は日本人扱い。なので、場合によっては、メンバー全員がカタカナ選手ってこともあり得る話となったのです。

それによって、留学生たちのモチベーションが格段に上がりました。母国へ帰るよりも、プレーヤーとして日本のチームで頑張る方が、将来が明るいと考える選手も。身体の大きい選手は、FW後列のインパクトプレーヤーになっています。足が速ければ、ウイングなどのトライゲッターとして、存在感を示します。そこらじゅうに母国出身の仲間がいるから、淋しくもない。

かくして、日本のラグビーは、FW選手の100キロ超えが当たり前になり、常にトンガやサモアの代表チームと闘っているような緊張感ある試合があちこちで繰り広げられるようになりました。

それにしても、ラグビーのプレースタイルは、国によって結構違います。

リーグワンのいいところは、いろんな国のスタイルが混ざり合って融合していること。それにより、日本人のスキルが化学変化を起こすわけです。考える材料が多いのが素晴らしい。

また、身近なトッププレイヤーの存在は、生きた教材であり、優秀なコーチスタッフよりも価値が高いのです。

神仏融合じゃありませんが、何でも取り入れていくジャパニーズスタイルは、戦術が複雑なラグビーというスポーツにこそ、絶好な取り合わせだと言えましょう。スゴい進化です。

(つづく)