ラグビーW杯の決勝トーナメント進出チームが決まりました。
四年前と比べると、日本とオーストラリアが消えて、フィジーとアルゼンチンが残っています。
選手選考のルール変更で、各国の実力が分散されて拮抗したゲームが増え、大いに楽しめた印象です。
TMOによる判定の厳格化も、時代の流れを感じさせてくれました。ちょっと前までは、審判が絶対だとして従っていたのがウソのようです。
そのへんの解釈については温度差がありました。ハイタックルが退場の原因となること。また、人数が増えたとき、減ったときの対応について、巧拙が際立ったのも今大会の特徴と言えるでしょう。
日本チームは、スクラムでプレッシャーを受けると、FW第三列のディフェンスが遅れ、一対一のタックルで穴を開けられてしまうのが目立ちました。それと、パント攻撃でのハイボール処理。バックス選手の低身長が影響するとは、驚きです。近年は、全体にガタイが大きくなってはいるものの、バックスについてはまだまだで、特にウイングのポジションのサイズは考えなければなりません。
コロナの影響で、思うようにマッチメイクできなかったことを教訓に、4年後へ向けてたくさんの実践を積んで、選手層の厚い新生ジャパンに期待しています。