本日は、ノンフィクション部門から。
だいぶ前に購入していて寝かせていた本を掘り起こしているので、古臭い感じがするのをお許しください。
1位 バカと無知(橘玲)
2位 先生、どうかみんなの前でほめないでください(金間大介)
3位 組織の盛衰(堺屋太一)
4位 坂の上の坂(藤原和博)
5位 頭をよくするちょっとした習慣術(和田秀樹)
6位 落語DE古事記(桂竹千代)
7位 前例がない。だからやる!(樋口廣太郎)
8位 本日もいとおかし!!枕草子(小迎裕美子)
9位 スラスラ書けるビジネス文書(清水義範)
10位 必殺野球固め(村松友視)
1位は、橘玲の『バカと無知』。日本人の3人に1人は日本語が読めないと言っています。確かに、Twitterが流行ったのも文章の短さがウケているそうで、長い文章を理解できない人が、どんどん増えているように思います。そして、さらに問題なのは、自分がバカだということに気づいていない人が多いのだとも。なんてことをシラッと書いているのも、ちょっと恥ずかしかったりします。
2位は、若い世代を理解するために必読の書です。ゲームで育った若者は、決められたルールを守ることに従順だという話、腑に落ちました。イジメを受けることのないように、常に多数派の中に身を置こうとする。自民党は、永遠ですわ。
3位は、堺屋太一の著作から。これを読んだからと言って、何が変わるってもんでもありませんが、会社勤めのビジネスマンは、組織についての理解を深めておくべきでしょう。
4位の『坂の上の坂』は、リクルートOBの藤原和博による名著です。人工知能がいかに進化したとしても、教員は生き残る。それは、ロボットには学ぶ喜びを教えることができないからで、教育とは、伝染・感染だとズバリ言い切っています。その通り。
5位は、精神科医の和田秀樹による『頭をよくするちょっとした習慣術』。こういう本は、中学校の教科書として使ってほしい。
6位は、古事記についてのうんちく本。聖書に馴染みのない日本人も、初詣をありがたがるならば、読んだ方がいいと思います。荒唐無稽だと片付けてはいけません。
7位は、アサヒビール中興の祖である樋口廣太郎の著。こういうのが自慢話としか思えないようでは、まだまだ修行が足りません。
8位は、枕草子論。女流文学について、いろいろ考えさせられました。
9位は、清水義範によるビジネス書。こういうオーソドックスなのを書かせても超一流です。
10位は、プロレスの味方、村松友視の野球本です。独特の文体は、味わい深い。人物に対してササッとキャッチーなコピーをつける技は、誰にもマネができません。王貞治のフラミンゴ打法について、全ての投手も一本足で投げているのに重ね合わせて論じているのが面白い。今は絶版となってしまいましたが、もっと多くの人に読んでほしいなぁ。
てなわけで、いやぁ、読書って本当にいいもんですね。