都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

太陰太陽暦

いくつになっても知らないことはたくさんあるもんで、それこそボーッと生きていたなぁと改めて思ったりします。

日本の歴史上、一年が327日しかなかった年があったのをご存知でしょうか?

それは、明治5年(1872年)のこと。それまで使用していた太陰太陽暦天保暦)から世界水準のグレゴリオ暦へと移行した話です。

いわゆる旧暦とされる太陰太陽暦では、月の満ち欠けをベースとしていたため、1ヶ月が29〜30日にしかならず、年間では約11日の赤字が生まれるので、それを埋めるために3年に一度、「うるう月」という13月が存在したといいます。

なるほど、日にちの概念を決めるにあたっては、そんなだったんでしょうね。誰かが決めて、それに従う。

だけど、「うるう月」の存在が、あまりにアバウトであり、グローバルスタンダードとかけ離れていたこと。何より、1ヶ月増えると家賃や月給の支払い回数も多くなるのがよくないと思い、財政縮減の観点からも、明治政府によってお触れが出され、12月2日の翌日を1月1日とするようにしました。

スゴいですね、この変わりよう。当時はワイドショーがありませんから、どうやって伝わっていったのか、想像がつきませんが、明治の人たちは、大変革について、麻痺していたかもしれません。廃藩置県、学校制度の開始、地租改正、徴兵制…ようやるわ。

 

なんて話を立川志の輔の落語『質屋暦』で聴きました。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm23503204

これ、面白いですよ。勉強になります。

一年の締めくくりに相応しい話題だと思い、選んでみました。どうぞ、よいお年をお迎えください。