外食暦30有余年の私が、飲食店を選ぶ際のコツをちょっとだけ伝授します。
第一条 お店のキレイさと価格は反比例する
牛丼やハンバーグの全国展開チェーンみたいなのは別として、飲食店における食材の原価率は、大体のところ25~40%に抑えられています。価格に含まれる主だったものは、このほか家賃・水道光熱費・人件費ですね。この中で、家賃がそれぞれの事情によって、大きく変動します。つまり、なんとかヒルズみたいな有名ビルは、当然にテナント料が高く、そのまま価格に反映していくわけです。これに対し、自社物件である場合、家賃が生じないのでその分原価率を高めに設定できる。「この店、汚ねぇけど、安くて美味いんだよな」は、そういう話の裏返しであります。
第二条 従業員が多いのは、必ずしもいいことではない
これも同じような話。人件費にお金をかけるってことは、原価率が抑えられるってことです。お茶はセルフサービスみたいなお店って、間違いなく値段がリーズナブルですよね。
第三条 メニュー選びは、新鮮さを基準とすべき
先日、札幌で行ったお店で、オススメを聞いたら、ウニの卵とじとアワビの唐揚げを言われました。こういう食べ方って、日にちが経過してのもので、新鮮だったら絶対ナマを薦めるハズ。スーパーでは、牛肉が古くなるとミンチになって、それがしばらくすると、ハンバーグに転化するってのが常識です。手の込んだモノは、疑いを持って見た方がいいのであります。
第四条 オススメには、二通りの意味がある
本当に薦めている場合と早く始末してしまいたい場合。これは、値段で推理できます。妙に安いと思ったら、それは後者のケースです。
第五条 ワインには、気をつけろ
酒類は飲食店にとって、重要な儲けどころです。ビールや焼酎は、ある程度値段がハッキリしていますが、ワインについては余程でない限り、価格情報がありません。だから、ここぞとばかりにふっかけてくるお店があるのです料理屋では、料理を楽しみましょう。
とまぁ、こんな感じ。
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