都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

濁点の謎(2021/11/7分再掲載)

最近、「あ゛」という表記が出没していて、これを新しい日本語として認知する気配があります。

主として、足ツボマッサージを受けたときに発する奇声をテロップで流す際に用いられており、なるほどイメージ的には「あ゛〜」が近いように思います。言葉なんて、記号のようなものなので、これでいいのだとも思うのであります。

 

その昔、ヴァイオリンはバイオリンと書くように言われていたし、ディズニーはデズニー、スウェーデンはスエーデンが正解でした。

ヴァとかティとかディなんて発音は、日本語になかったからです。

1991年(平成3年)文化庁は国語審議会の答申に基づき、外来語の表記について柔軟にやろうよと告示し、そこから今の流れとなっています。

若者諸君、そういうことなんだよ、この世に愛がなかったら、ア行はウーとエーとオーしかないみたいな。

 

それにしても、アイウエオは分かるけど、ガザダバの濁音って何でしょう?

実は、これらは音声学に基づいていて、始めに音があって、後から言葉が付いてきたために、こうなりました。

カサタハパ行は、無声音といって、肺からの呼気が喉頭を通るときに声帯を振動させず、そのまま通り抜けて出る音なんです。

うーん、分かんないですよね、そんなこと意識して発声してないから。

だけど、理屈をつけると、そういうことなんです。外国人に説明するならば。

半濁音のパ行ってのも不思議ですよね。ほかにもあればいいのに?

言葉があって、それに合わせた文字がある。規則を作った人、エラいねぇ。