都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

道徳の時間

『爆弾』の読後、煙に巻かれたようなモヤモヤ感が残ったので、もうちょっと読んでみようと呉勝浩の作品に触れてみました。

あるじゃないですか、江戸川乱歩賞受賞作。

『道徳の時間』(講談社文庫)は、思わせぶりなタイトルで、いい感じです。期待しながら読み進めていくと…

登場人物の誰もが奇行に走っていて病気の人だらけなので、エピソードの一つひとつが繋がっていきません。

会話体のところも誰が言ってるかが、よく分からないし、めちゃくちゃイライラしました。

そもそも設定自体が歪んでるので、イメージしにくい上、誰にスポットを当てようとしたのかも不明です。

これって読解力不足? いえ、道徳の問題らしい。

乱歩賞ねぇ? 65点でした。